
昔、宮古島と伊良部島との間に、オズという大きな魚が棲んでいた。昔は宮古島との往来はサバニという小舟を使っていたが、その度にこのオズが舟も人も呑み込んでいた。村人達は困った。すると、松原の主という強い人が、「私が退治するから、みんなは茅を刈ってきて、それを刀といっしょに私の身体に巻きつけ、サバニに乗せてくれ」と頼む。部落の人達は相談して、松原の主の言う通りにして宮古へ行かせた。するとオズが出て来て、そのサバニを呑み込んだ。松原の主の遺言は、「自分はもうオズに呑まれるが、もし血が流れ出たらオズを退治したと考えなさい」ということだった。しばらくして、血が流れて海面が真っ赤に染まった。部落の人達がそのオズを取ってきて腹を裂いてみると、松原の主は死んでいた。「みんなが見える高い所に自分を祀ってくれ」という遺言だったので、高い所に祀った。そして、松原の主はオズを退治したので、「オズの主」と呼ばれるようになった。その後は安心して宮古島との往来が出来るようになった。
| レコード番号 | 47O234932 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C258 |
| 決定題名 | オズの主(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山里カマド |
| 話者名かな | やまざとかまど |
| 生年月日 | 19111207 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | - |
| 記録日 | 19760327 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T15A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 宮古島,伊良部島,オズ,大きな魚,サバニ,小舟,オズが舟も人も呑み込んだ,松原の主,強い人,退治,茅,刀,身体に巻きつけ、サバニに乗せてくれ,遺言,血 |
| 梗概(こうがい) | 昔、宮古島と伊良部島との間に、オズという大きな魚が棲んでいた。昔は宮古島との往来はサバニという小舟を使っていたが、その度にこのオズが舟も人も呑み込んでいた。村人達は困った。すると、松原の主という強い人が、「私が退治するから、みんなは茅を刈ってきて、それを刀といっしょに私の身体に巻きつけ、サバニに乗せてくれ」と頼む。部落の人達は相談して、松原の主の言う通りにして宮古へ行かせた。するとオズが出て来て、そのサバニを呑み込んだ。松原の主の遺言は、「自分はもうオズに呑まれるが、もし血が流れ出たらオズを退治したと考えなさい」ということだった。しばらくして、血が流れて海面が真っ赤に染まった。部落の人達がそのオズを取ってきて腹を裂いてみると、松原の主は死んでいた。「みんなが見える高い所に自分を祀ってくれ」という遺言だったので、高い所に祀った。そして、松原の主はオズを退治したので、「オズの主」と呼ばれるようになった。その後は安心して宮古島との往来が出来るようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 3:34 |
| 物語の時間数 | 3:28 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |