天運(シマグチ)

概要

雷に打たれて死ぬ運命の子供がいた。その子が15,6歳になった頃のある日、畑で仕事をしていると、突然、雷を伴った豪雨がやって来たので、その子は急いで家へ帰ることにした。家に帰る途中、青々と繁った粟畑の中で、粟を食っている一頭の牛に出会ったので、その牛を追い出した。そして更に進んで行くと、今度は谷間の川沿いで、大水のため今にも溺れそうになって苦しんでいる老婆に会い、その人を救い出して畑の隅にある小屋につれて行き介抱してやった。すると、この老婆が言うには、「あなたは私の命の恩人だ。私は人間ではない。神の遣いで下界に降りてきた。あなたは雷に打たれて死ぬ運命だが、天の神様から、あなたの心を見てくるようにと遣わされた。私は、最初は牛に化け、今度は人間に化けてあなたの心遣いを試したが、あなたは実に情け深い子なので、このことを神様に報告して長命にしよう」と言って姿を消した。このことを母親に告げると、母親もたいそう喜んで、早速ご馳走を作り、神様に供えて祈願したという。

再生時間:2:19

民話詳細DATA

レコード番号 47O234610
CD番号 47O23C240
決定題名 天運(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 佐和田カニ
話者名かな さわだかに
生年月日 19001210
性別
出身地 伊良部村佐和田
記録日 19760325
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T01B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 伊良部郷土誌P235
キーワード 雷,死ぬ運命の子供,畑で仕事,雷を伴った豪雨,粟畑,一頭の牛,谷間の川沿い,大水,苦しんでいる老婆,命の恩人,神の遣い,下界,天の神様,情け深い子,神様に報告,長命
梗概(こうがい) 雷に打たれて死ぬ運命の子供がいた。その子が15,6歳になった頃のある日、畑で仕事をしていると、突然、雷を伴った豪雨がやって来たので、その子は急いで家へ帰ることにした。家に帰る途中、青々と繁った粟畑の中で、粟を食っている一頭の牛に出会ったので、その牛を追い出した。そして更に進んで行くと、今度は谷間の川沿いで、大水のため今にも溺れそうになって苦しんでいる老婆に会い、その人を救い出して畑の隅にある小屋につれて行き介抱してやった。すると、この老婆が言うには、「あなたは私の命の恩人だ。私は人間ではない。神の遣いで下界に降りてきた。あなたは雷に打たれて死ぬ運命だが、天の神様から、あなたの心を見てくるようにと遣わされた。私は、最初は牛に化け、今度は人間に化けてあなたの心遣いを試したが、あなたは実に情け深い子なので、このことを神様に報告して長命にしよう」と言って姿を消した。このことを母親に告げると、母親もたいそう喜んで、早速ご馳走を作り、神様に供えて祈願したという。
全体の記録時間数 2:27
物語の時間数 2:19
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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