鍋掻き田(共通語)

概要

人頭税の時代には、男は米俵いくら、女はまた織物を何反といって貢ぎ物を持っていくでしょう。だから、とっても苦しい生活で、子供が生まれてきても育てきれないから、赤ちゃんのうちこうやって自分で死なしたりしたという話も聞いています。それで、ヤグ村からね、部落ですから何十人だったか分かりませんけど集団で逃亡したらしい。船は夜が明けて見つかったら大変でしょう。そのときに鍋を忘れた女の人がいて、「自分が来るまで待ってよう。」と言ったけど、この人なんか待たないで、待たないで行ってしまったので、女は鍋を掻いて泣いたので、そこを鍋掻田(なべかきます)と言われてるんです。その鍋掻田(なべかきます)も、昔は田圃でしたが、今は畑になっています。また、この人なんかどこに行ったか、それは分からなかったです。だけど私の父の話ではね、何年かの後にこの島の人が昔は帆船だから航海中に流れ流れてある南の島に着いたら、その島ではこの島で畑の草取りをしながら一緒に歌うジラバと言う労働歌を波照間の言葉で一緒に歌って草取りをしていたって。また、波照間では子牛を呼ぶときボーヤと言うさね。その島の人も子牛をボーヤと呼んでいたって。そして、あっちにいた人が、波照間にあるどこどこの大きな木は、今もあるかと聞いていたから、その人達は波照間から流れて行った人だって言うことが分かったそうです。

再生時間:3:16

民話詳細DATA

レコード番号 47O201463
CD番号 47O20C075
決定題名 鍋掻き田(共通語)
話者がつけた題名
話者名 大泊ミツフ
話者名かな おおどまりみつふ
生年月日 19220801
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19960319
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T38A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 人頭税,ある島
梗概(こうがい) 人頭税の時代には、男は米俵いくら、女はまた織物を何反といって貢ぎ物を持っていくでしょう。だから、とっても苦しい生活で、子供が生まれてきても育てきれないから、赤ちゃんのうちこうやって自分で死なしたりしたという話も聞いています。それで、ヤグ村からね、部落ですから何十人だったか分かりませんけど集団で逃亡したらしい。船は夜が明けて見つかったら大変でしょう。そのときに鍋を忘れた女の人がいて、「自分が来るまで待ってよう。」と言ったけど、この人なんか待たないで、待たないで行ってしまったので、女は鍋を掻いて泣いたので、そこを鍋掻田(なべかきます)と言われてるんです。その鍋掻田(なべかきます)も、昔は田圃でしたが、今は畑になっています。また、この人なんかどこに行ったか、それは分からなかったです。だけど私の父の話ではね、何年かの後にこの島の人が昔は帆船だから航海中に流れ流れてある南の島に着いたら、その島ではこの島で畑の草取りをしながら一緒に歌うジラバと言う労働歌を波照間の言葉で一緒に歌って草取りをしていたって。また、波照間では子牛を呼ぶときボーヤと言うさね。その島の人も子牛をボーヤと呼んでいたって。そして、あっちにいた人が、波照間にあるどこどこの大きな木は、今もあるかと聞いていたから、その人達は波照間から流れて行った人だって言うことが分かったそうです。
全体の記録時間数 3:16
物語の時間数 3:16
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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