西石垣家の由来(共通語)

概要

 私の家は石垣から分家したから西石垣なってるんだが、本当は私の家は首里らしいね。それは家の親父の九代前で首里からやっぱ政治犯で流されてきたらしい。だから、本家には家系図もあったんだけど戦争でなくなったんですね。そして、刑期が済んだのでよ、今度は首里に呼ばれたが、それまで何十年かこの島にいたから、子や孫もいたそうだいたらしいんだが、「自分は命令でまた首里に行くことなってから。」とこの島から首里に行く途中で海難に遭って行方不明になってそれきりだったらしい。だから、僕達小さいときはさ、潮の満ちるときには、あそこの海で死んだ人に手合わせる供養を何回もやった覚えありますよ。これは親父の代で九代というから私で十代だなあ。だいたい一代で三〇年でしょ。だから十代で四百年くらいじゃないかねえと思いますよ。その首里から来た人は冨嘉部落の方で女の人と一緒だったから、その子孫は冨嘉部落に住んでいてその元屋から私の母さん家は石を持ってきたという。だが男の子が生まれなかったもんだからさ、家の父は三つのときに冨嘉部落から養子に迎えられたらしい。

再生時間:4:24

民話詳細DATA

レコード番号 47O201447
CD番号 47O20C073
決定題名 西石垣家の由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西石垣全助
話者名かな にしいしがきぜんすけ
生年月日 19170618
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19960319
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T36A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 30
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 政治犯
梗概(こうがい)  私の家は石垣から分家したから西石垣なってるんだが、本当は私の家は首里らしいね。それは家の親父の九代前で首里からやっぱ政治犯で流されてきたらしい。だから、本家には家系図もあったんだけど戦争でなくなったんですね。そして、刑期が済んだのでよ、今度は首里に呼ばれたが、それまで何十年かこの島にいたから、子や孫もいたそうだいたらしいんだが、「自分は命令でまた首里に行くことなってから。」とこの島から首里に行く途中で海難に遭って行方不明になってそれきりだったらしい。だから、僕達小さいときはさ、潮の満ちるときには、あそこの海で死んだ人に手合わせる供養を何回もやった覚えありますよ。これは親父の代で九代というから私で十代だなあ。だいたい一代で三〇年でしょ。だから十代で四百年くらいじゃないかねえと思いますよ。その首里から来た人は冨嘉部落の方で女の人と一緒だったから、その子孫は冨嘉部落に住んでいてその元屋から私の母さん家は石を持ってきたという。だが男の子が生まれなかったもんだからさ、家の父は三つのときに冨嘉部落から養子に迎えられたらしい。
全体の記録時間数 4:24
物語の時間数 4:24
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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