牛の疫病神(共通語)

概要

 本比田の家に牧場というのがあってその本比田さんが夜に今の海水浴場のところに魚釣りに行って帰りがけに海岸から上がって来たら、真っ黒のクリ舟に黒い人間みたいのがいっぱい乗って来て浜に着いたので、「あい、あんたたちこんな暗いときに何しにいらっしゃったの。」と聞いたら、「私達は人間でない。牛の病気の神様だ。私達は牛の流行り病気を持ってきた者よ。私達が来たということは口から話すなね。」と言ったって。「そうですか。」と本比田が言うと、「あんたが口に出さなかったらね、あんたの牛だけは助けてやる。」と言ったって。「何したらいいかね。」と言ったら、「あんたの牛をみんな連れてきて、一つのところに入れて置いて縄にアキシャンザーという貝を抜いて、それをカピタという機織りするときに糸固めるのを切ったので牛の首から下げて、また、自分の家の周囲にはみんな藁の端が出すシピヅナを綯って張っておきなさい。そしたらね、あんたの牛だけは助ける。」と言うからさ、本比田さんもすぐに牛を自分の屋敷にみんな連れてきて教えられたようにして、自分の牛だけ守ったってよ。そのとき波照間の牛は病気に負けてみんな死なしたそうだ。

再生時間:2:24

民話詳細DATA

レコード番号 47O201406
CD番号 47O20C070
決定題名 牛の疫病神(共通語)
話者がつけた題名
話者名 保多盛ヨシ
話者名かな ほたもりよし
生年月日 19200915
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19960319
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T34B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 本比田家,縄,貝
梗概(こうがい)  本比田の家に牧場というのがあってその本比田さんが夜に今の海水浴場のところに魚釣りに行って帰りがけに海岸から上がって来たら、真っ黒のクリ舟に黒い人間みたいのがいっぱい乗って来て浜に着いたので、「あい、あんたたちこんな暗いときに何しにいらっしゃったの。」と聞いたら、「私達は人間でない。牛の病気の神様だ。私達は牛の流行り病気を持ってきた者よ。私達が来たということは口から話すなね。」と言ったって。「そうですか。」と本比田が言うと、「あんたが口に出さなかったらね、あんたの牛だけは助けてやる。」と言ったって。「何したらいいかね。」と言ったら、「あんたの牛をみんな連れてきて、一つのところに入れて置いて縄にアキシャンザーという貝を抜いて、それをカピタという機織りするときに糸固めるのを切ったので牛の首から下げて、また、自分の家の周囲にはみんな藁の端が出すシピヅナを綯って張っておきなさい。そしたらね、あんたの牛だけは助ける。」と言うからさ、本比田さんもすぐに牛を自分の屋敷にみんな連れてきて教えられたようにして、自分の牛だけ守ったってよ。そのとき波照間の牛は病気に負けてみんな死なしたそうだ。
全体の記録時間数 2:24
物語の時間数 2:24
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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