
昔、人頭税の上納が始まる前までは、大きい船の必要がないからそれぼど大きくない船で、唐旅なんかやったというよ。それが上納積む時代になると首里王は、六反船、八反船の大きな船を作って、私の元祖を沖縄から船長としてわざわざこの島によこしたっていうんだよ。南波照間(はいはてるま)に脱走したてヤグハカマリという人は、ゲートホーラやターレウニと友達であったというんです。だから、うちの先祖のターレウニは、ヤグハカマリを船員として採用して、あれに航海術を教えていた。これはそうであったと私の親父なんかが話をしておったからね。こっちにイナマーという番小屋が今でもありますよ。昔、上納を積む船が八重山に来たら、竹富から、「上納積む船が沖縄から来たよ。」と火を上げて黒島に連絡する。黒島から新城島に連絡する。新城島から西表に連絡して、そして、また西表からこっちにまた火をこう上げて、あの番小屋に火で連絡するわけ。そうすると、「ああ、上納を積む船が来た。」と言って、こっちは穀物を今の番小屋に持って行ってみんな積むわけ。あの番小屋を小さくしたのは私なんかかんじの時代で昔は大きい家であった。だから、あの番所は、今もフナヤー、フナモトといってね、文化財の拝所として残してあるよ。私なんかの元祖はアカハチの乱の後で上納が敷かれたとき、首里王からの命令で唐旅なんかもしていた船長が沖縄の馬天から派遣されたターレウニですよ。このターレーウニは上納を運んだり、また唐旅の船長として沖縄本島から福建省ですか、あっちに主に通ったらしいです。そのターレーウニに船員として使われて航海術も分かるようになったのが、船を盗んで南波照間に脱走したヤグハカマリなのさ。だから、私なんかは馬天に行く時は佐敷の津波古っていう筑登之だった家を拝みに行く場合もあるよ。だから、私の家の親父が養子入りで勝連の姓になっておるが本当なら家の姓は津波古なんですよ。それで、ターレウニは、上納船を盗んで逃げたヤグハカマリとも友達で、こっち船の操縦方をターレウニが教えたから、もう偉い名船長なんかが生まれたということは色々歌なんかにもあるんです。
| レコード番号 | 47O201399 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C070 |
| 決定題名 | ターレウニ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 勝連文雄 |
| 話者名かな | かつれんふみお |
| 生年月日 | 19170518 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町波照間 |
| 記録日 | 19960318 |
| 記録者の所属組織 | 竹富町口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字波照間T32B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 船長 |
| 梗概(こうがい) | 昔、人頭税の上納が始まる前までは、大きい船の必要がないからそれぼど大きくない船で、唐旅なんかやったというよ。それが上納積む時代になると首里王は、六反船、八反船の大きな船を作って、私の元祖を沖縄から船長としてわざわざこの島によこしたっていうんだよ。南波照間(はいはてるま)に脱走したてヤグハカマリという人は、ゲートホーラやターレウニと友達であったというんです。だから、うちの先祖のターレウニは、ヤグハカマリを船員として採用して、あれに航海術を教えていた。これはそうであったと私の親父なんかが話をしておったからね。こっちにイナマーという番小屋が今でもありますよ。昔、上納を積む船が八重山に来たら、竹富から、「上納積む船が沖縄から来たよ。」と火を上げて黒島に連絡する。黒島から新城島に連絡する。新城島から西表に連絡して、そして、また西表からこっちにまた火をこう上げて、あの番小屋に火で連絡するわけ。そうすると、「ああ、上納を積む船が来た。」と言って、こっちは穀物を今の番小屋に持って行ってみんな積むわけ。あの番小屋を小さくしたのは私なんかかんじの時代で昔は大きい家であった。だから、あの番所は、今もフナヤー、フナモトといってね、文化財の拝所として残してあるよ。私なんかの元祖はアカハチの乱の後で上納が敷かれたとき、首里王からの命令で唐旅なんかもしていた船長が沖縄の馬天から派遣されたターレウニですよ。このターレーウニは上納を運んだり、また唐旅の船長として沖縄本島から福建省ですか、あっちに主に通ったらしいです。そのターレーウニに船員として使われて航海術も分かるようになったのが、船を盗んで南波照間に脱走したヤグハカマリなのさ。だから、私なんかは馬天に行く時は佐敷の津波古っていう筑登之だった家を拝みに行く場合もあるよ。だから、私の家の親父が養子入りで勝連の姓になっておるが本当なら家の姓は津波古なんですよ。それで、ターレウニは、上納船を盗んで逃げたヤグハカマリとも友達で、こっち船の操縦方をターレウニが教えたから、もう偉い名船長なんかが生まれたということは色々歌なんかにもあるんです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:21 |
| 物語の時間数 | 2:21 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |