天人女房(方言)

概要

石垣にオクマーという人がいた。兄と妹がいる。このオクマーが野良仕事をして帰る途中、非常に美しい女が沼で水浴びをしていた。そしてとても芳しい臭いがした。ふと見ると松の下に着物が置いていた。それに触れるととてもいい臭いがし、気持ちよかったのでそれを懐にしまって逃げてしまった。女はびっくりして羽衣がないと帰ることもできないので奥間に返してくれと頼むが天と地は一緒だよと言って一緒に暮らした。そして十年の月日がたち、長男のカメミヨと妹のウミチルという二人の子供ができた。子供が大きくなって「いい羽衣の着物はヤツマタの倉の中、いなたばあれたばの下の中に隠してあるよ」という歌を歌う。母親はそれを聞いて奥間の帰らないうちにその倉の中から羽衣を探し出していろいろ用意して、子供たちを寝かしてから羽衣を持って、羽衣をなくした池の端に行って、まさに天に昇ろうとしているとき、奥間が後ろから追っかけてきて「二人の幼い子供を残してどうして去っていくのか」といって止めるが、母親は振り切って天に昇っていく。私は天で二人の子供を見守ると言って。その子供のカメチヨは大きくなって察度王になり、ウミチルは王様の妻になった。

再生時間:3:41

民話詳細DATA

レコード番号 47O201074
CD番号 47O20C055
決定題名 天人女房(方言)
話者がつけた題名
話者名 黒島孫英
話者名かな くろしまそんえい
生年月日 19051223
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間北部落
記録日 19750808
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T75B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく) むがす
伝承事情
文字化資料
キーワード 奥間,羽衣,子供,倉,察度王
梗概(こうがい) 石垣にオクマーという人がいた。兄と妹がいる。このオクマーが野良仕事をして帰る途中、非常に美しい女が沼で水浴びをしていた。そしてとても芳しい臭いがした。ふと見ると松の下に着物が置いていた。それに触れるととてもいい臭いがし、気持ちよかったのでそれを懐にしまって逃げてしまった。女はびっくりして羽衣がないと帰ることもできないので奥間に返してくれと頼むが天と地は一緒だよと言って一緒に暮らした。そして十年の月日がたち、長男のカメミヨと妹のウミチルという二人の子供ができた。子供が大きくなって「いい羽衣の着物はヤツマタの倉の中、いなたばあれたばの下の中に隠してあるよ」という歌を歌う。母親はそれを聞いて奥間の帰らないうちにその倉の中から羽衣を探し出していろいろ用意して、子供たちを寝かしてから羽衣を持って、羽衣をなくした池の端に行って、まさに天に昇ろうとしているとき、奥間が後ろから追っかけてきて「二人の幼い子供を残してどうして去っていくのか」といって止めるが、母親は振り切って天に昇っていく。私は天で二人の子供を見守ると言って。その子供のカメチヨは大きくなって察度王になり、ウミチルは王様の妻になった。
全体の記録時間数 4:06
物語の時間数 3:41
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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