運定め話(共通語)

概要

 赤ちゃんが生まれたら、アコー木の神が来て名を付けないうちに、こちらで早目に鍋墨をつけなさいというその由来。これは昔、ある人がアコー木に登っていると、突然このアコー木の神がやって来て木に向かって、「ああ、どこどこに赤ちゃんが生まれたから、お前はこの子は生まれて、何月何日までの寿命である。この子は何日息をしたら死んでしまうと決めて名前を付けて来なさい。」と。この木の上に登っていた人はそれを聞いてさっそく帰って来て、この子の家族に聞かせたが、なるほどその日にこの子は死んだそうだ。それで、「この神が来るので、一体どうすればよいか。」と考えて、この神が来て名前を付けないうちに、「この子は鍋の煤(ひんぐー)。」と付けたそうだ。婆さんたちは、私たちが子供のころには、みんな赤ちゃんが生まれたとき、「鍋のヒングー。」と言ってやっていたよ。まだ名前を付けないうちに、これを付けるとアコー木の神は、「ああ、もうこの家にはとうてい入ることはできない。」と言って帰ってしまうので、生まれた赤ちゃんは立派に育てられるという昔話。

再生時間:1:39

民話詳細DATA

レコード番号 47O201999
CD番号 47O20C107
決定題名 運定め話(共通語)
話者がつけた題名
話者名 根原モウシ
話者名かな ねはらもうし
生年月日 19011012
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町小浜
記録日 19760805
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字小浜T26A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく) 昔ね
伝承事情
文字化資料
キーワード 赤ちゃん,アコー木,鍋墨
梗概(こうがい)  赤ちゃんが生まれたら、アコー木の神が来て名を付けないうちに、こちらで早目に鍋墨をつけなさいというその由来。これは昔、ある人がアコー木に登っていると、突然このアコー木の神がやって来て木に向かって、「ああ、どこどこに赤ちゃんが生まれたから、お前はこの子は生まれて、何月何日までの寿命である。この子は何日息をしたら死んでしまうと決めて名前を付けて来なさい。」と。この木の上に登っていた人はそれを聞いてさっそく帰って来て、この子の家族に聞かせたが、なるほどその日にこの子は死んだそうだ。それで、「この神が来るので、一体どうすればよいか。」と考えて、この神が来て名前を付けないうちに、「この子は鍋の煤(ひんぐー)。」と付けたそうだ。婆さんたちは、私たちが子供のころには、みんな赤ちゃんが生まれたとき、「鍋のヒングー。」と言ってやっていたよ。まだ名前を付けないうちに、これを付けるとアコー木の神は、「ああ、もうこの家にはとうてい入ることはできない。」と言って帰ってしまうので、生まれた赤ちゃんは立派に育てられるという昔話。
全体の記録時間数 1:51
物語の時間数 1:39
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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