運定め話(共通語)

概要

昔々、アマンツァ〔ヤドカリ〕の遠い昔、夫婦がいたそうだ。この二人はそれほど賛沢な暮らしではなく、他の作物は作らずに麦だけ作っていたので、麦のご飯だけを妻は食べさせていた。夫は麦ご飯をさんざん食べ過ぎたて飽きたのでとうとう食えなくなってしまったと。それで、夫はつい食膳の麦飯をつかんで投げ捨ててしまった。だから、妻はもうやけくそになって夫と別れたが、その後、他の立派な男と一緒になって暮らしていたそうだ。この夫はもう本当に妻に嫌われて、一人になったので、箕を作って売って歩くうちに、箕を売ろうと妻の家にやって来た。妻は夫を見ると、「ああ、ひもじい思いをしているんだなあ。」と思って、ご飯椀に盛って来て、食べさせると、元の夫はたくさん食べたので、「ヘーっ、あの時あんたは麦の飯は食えないと言って、投げ捨てたのに、こんなに食べるのか。」と言うと、夫は頭をあげて妻を見ると、恥ずかしさのあまり、そこで自分の持っていた箕をサッとかぶって、床下に入り、亀になり山亀になったという昔話が残っていますよ。

再生時間:2:24

民話詳細DATA

レコード番号 47O201972
CD番号 47O20C106
決定題名 運定め話(共通語)
話者がつけた題名
話者名 桴海勇
話者名かな ふかいいさむ
生年月日 19041211
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町小浜
記録日 19760804
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字小浜T27A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく) 昔々ですね
伝承事情
文字化資料
キーワード 麦,亀
梗概(こうがい) 昔々、アマンツァ〔ヤドカリ〕の遠い昔、夫婦がいたそうだ。この二人はそれほど賛沢な暮らしではなく、他の作物は作らずに麦だけ作っていたので、麦のご飯だけを妻は食べさせていた。夫は麦ご飯をさんざん食べ過ぎたて飽きたのでとうとう食えなくなってしまったと。それで、夫はつい食膳の麦飯をつかんで投げ捨ててしまった。だから、妻はもうやけくそになって夫と別れたが、その後、他の立派な男と一緒になって暮らしていたそうだ。この夫はもう本当に妻に嫌われて、一人になったので、箕を作って売って歩くうちに、箕を売ろうと妻の家にやって来た。妻は夫を見ると、「ああ、ひもじい思いをしているんだなあ。」と思って、ご飯椀に盛って来て、食べさせると、元の夫はたくさん食べたので、「ヘーっ、あの時あんたは麦の飯は食えないと言って、投げ捨てたのに、こんなに食べるのか。」と言うと、夫は頭をあげて妻を見ると、恥ずかしさのあまり、そこで自分の持っていた箕をサッとかぶって、床下に入り、亀になり山亀になったという昔話が残っていますよ。
全体の記録時間数 2:50
物語の時間数 2:24
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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