十五夜由来(方言)

概要

昔、夫婦が住んでいたが、女に夫に内緒の間男がいたそうだ。そうしているうちに十五夜になり、それで、夫せ男たちと一緒に外に出て行き、月夜の晩に友人たちと遊んでいたって。ところが自分の影を見ると、自分の頭の影は全然映っていない。他の二人はちゃんと映っているんだが、自分の影はまったく映っていない。「これは、いったいどういう訳だ。」と大変心配して、島でいちばんの占い師の婆さんがいたので、行って話すと、「ああ、そういうことなら、お前さんが大切にしているものの中から、一番大切にしている馬を家の後ろの方に置き、門に立って家の中の方に弓を射なさい。」と教えられたので家に帰ると、その時、妻は間男を連れて来て話し合っているところに夫が帰宅したので、あわてて間男を長持ちの中に入れて置いて素知らぬふりをしていたそうだ。夫は心配だったが、その婆さんが教えたとおりに矢を外から射ると、その矢は飛んで行って、長持ちの中の間男の腹を突き刺して殺した。その女はこれっきりそれからはそういうこともしなくなった。こういう話が残っているから、それで、十五夜は男のお祝いというわけで、月夜の晩には、月を見て遊びなさいという伝説が残っていますよ。

再生時間:2:25

民話詳細DATA

レコード番号 47O201953
CD番号 47O20C105
決定題名 十五夜由来(方言)
話者がつけた題名
話者名 桴海勇
話者名かな ふかいいさむ
生年月日 19041211
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町小浜
記録日 19750809
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字小浜T52B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 間男
梗概(こうがい) 昔、夫婦が住んでいたが、女に夫に内緒の間男がいたそうだ。そうしているうちに十五夜になり、それで、夫せ男たちと一緒に外に出て行き、月夜の晩に友人たちと遊んでいたって。ところが自分の影を見ると、自分の頭の影は全然映っていない。他の二人はちゃんと映っているんだが、自分の影はまったく映っていない。「これは、いったいどういう訳だ。」と大変心配して、島でいちばんの占い師の婆さんがいたので、行って話すと、「ああ、そういうことなら、お前さんが大切にしているものの中から、一番大切にしている馬を家の後ろの方に置き、門に立って家の中の方に弓を射なさい。」と教えられたので家に帰ると、その時、妻は間男を連れて来て話し合っているところに夫が帰宅したので、あわてて間男を長持ちの中に入れて置いて素知らぬふりをしていたそうだ。夫は心配だったが、その婆さんが教えたとおりに矢を外から射ると、その矢は飛んで行って、長持ちの中の間男の腹を突き刺して殺した。その女はこれっきりそれからはそういうこともしなくなった。こういう話が残っているから、それで、十五夜は男のお祝いというわけで、月夜の晩には、月を見て遊びなさいという伝説が残っていますよ。
全体の記録時間数 2:40
物語の時間数 2:25
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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