
結婚式には角隠しというのをするが、その意味の話をしような。角隠しというのは、どういう訳かと言うと、ある所に、若者がいて、ぜひ妻を娶らなければならないと思っていたが、もうどうに考えられななかったので、三世相〔占師〕の家へ出かけて行って、「俺の妻はどうすれば探せるか。」と相談すると、占い師は、「お前の妻になる者は、人が集まっている場所に行ったら探せるだろう。」と言って、三世相はその若者をいっしょに市場の物を売っている場所に連れて行って、その日一日中、廻ってみるが、なかなか見つけることができずにいたが、ある場所に、モヤシを売る親子がいたので、それを占い師が見ると、「ああ、この娘がお前の嫁になる人だ。」と言ったので、この若者は怒って、「そんな子供が何で私の妻になるか。お前さんの占いは全くだめだ。」と怒って、その娘を殴って行ってしまったそうだ。しかし、やっぱり年月が立つと、ぜひ妻子は持つべきだと考えて、結婚式をしたら、やっぱり市場にいたその娘が来て、嫁となったそうだ。その角隠しというものを被って来たので、「どういうわけで、お前さんはこういうものを被っているのか。」と尋ねると、「あのう、こうこういう理由で私が幼いころ、母親と一緒になって市場でモヤシを売ろうとしている時に、ある人が来て、私の額にゲンコツを見舞って行かれた。その傷があって恥ずかしいので、それを隠そうとこれを被って来たのです。」と答えたので、この夫はその時に、「ああ、やっぱり自分のやったことは自分の身の上にふりかかってくる。やっぱり自分の嫁はこの女だったんだ。三世相が言ったのは本当だ。」と言って、三世相の家に出かけて行って、心から感謝をして、それから立派な家庭を持って、子孫繁昌、家庭は繁栄をしたという話よ。
| レコード番号 | 47O201903 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C102 |
| 決定題名 | 運定めの話(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮城真清 |
| 話者名かな | みやぎしんせい |
| 生年月日 | 19020202 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町小浜 |
| 記録日 | 19750808 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄県口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字小浜T45A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 角隠し,三世相,傷 |
| 梗概(こうがい) | 結婚式には角隠しというのをするが、その意味の話をしような。角隠しというのは、どういう訳かと言うと、ある所に、若者がいて、ぜひ妻を娶らなければならないと思っていたが、もうどうに考えられななかったので、三世相〔占師〕の家へ出かけて行って、「俺の妻はどうすれば探せるか。」と相談すると、占い師は、「お前の妻になる者は、人が集まっている場所に行ったら探せるだろう。」と言って、三世相はその若者をいっしょに市場の物を売っている場所に連れて行って、その日一日中、廻ってみるが、なかなか見つけることができずにいたが、ある場所に、モヤシを売る親子がいたので、それを占い師が見ると、「ああ、この娘がお前の嫁になる人だ。」と言ったので、この若者は怒って、「そんな子供が何で私の妻になるか。お前さんの占いは全くだめだ。」と怒って、その娘を殴って行ってしまったそうだ。しかし、やっぱり年月が立つと、ぜひ妻子は持つべきだと考えて、結婚式をしたら、やっぱり市場にいたその娘が来て、嫁となったそうだ。その角隠しというものを被って来たので、「どういうわけで、お前さんはこういうものを被っているのか。」と尋ねると、「あのう、こうこういう理由で私が幼いころ、母親と一緒になって市場でモヤシを売ろうとしている時に、ある人が来て、私の額にゲンコツを見舞って行かれた。その傷があって恥ずかしいので、それを隠そうとこれを被って来たのです。」と答えたので、この夫はその時に、「ああ、やっぱり自分のやったことは自分の身の上にふりかかってくる。やっぱり自分の嫁はこの女だったんだ。三世相が言ったのは本当だ。」と言って、三世相の家に出かけて行って、心から感謝をして、それから立派な家庭を持って、子孫繁昌、家庭は繁栄をしたという話よ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:46 |
| 物語の時間数 | 2:34 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |