継子話-魚の頭(共通語)

概要

 そこの家は魚が豊富に捕れるところだから、魚を捕ってきては、子供達に食べさせているけれども、ボラの場合はね、身は実の子の男の子にあげるわけ。そして食べにくいところは、継子にあげるわけなんですよね。今度はまたミーバイをね、捕ってきた時には頭が非常に味があって身も多いからね、自分のかわいい子供には身のついた頭の方をあげ、継子にはね、身の少ない尻っぽをあげておる。この継子っちゅうものがね、それを見てさ、なんでそんなによ、自分を区別するのかっちゅうことで非常に不満に思っておるわけだな。それでもじいっとして我慢しておったわけだな。その子供達が大人になってきて、継子は小さいときそんな扱いをされてきておるもんだから不満があったからさ、「自分は今度は仕返ししてやろう。」っちゅうことで、それで、今度はね、魚を捕ってきた場合は、継母にはニィバルの骨やボラの頭はね、身はなくて空っぽだから非常に食べにくい所だけあげたらしいんだな。そうなると継母は、「なるほどな。あの当時は、実の子供でないからっちゅうことでやったんだけど我々が悪かった。」とお詫びをしたちゅうことなんですよね。
①継子と魚の頭‥‥この話もほぼ沖縄全域に伝えられているが、特に多いのは、宮古及び八重山諸島である。②ミーバイ‥‥スズキ目ハタ科に属する魚類の方言名。沖縄近海で約五〇種程いる。形態的特徴は、体高・体幅が大きくて、ずんぐりした感じを受ける。高級食用魚、惣菜用として、沖縄の人に親しまれている魚である。ミーバイの中でもアーラミーバイは二メートルほどになる大型の魚である。普通ミーバイというときは珊瑚礁に住む比較的小さなイシミーバイなどをいうことが多い。

再生時間:6:26

民話詳細DATA

レコード番号 47O200556
CD番号 47O20C033
決定題名 継子話-魚の頭(共通語)
話者がつけた題名
話者名 鳩間昭一
話者名かな はとましょういち
生年月日 19240514
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町鳩間
記録日 19960915
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字鳩間T121B3
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成9度卒業論文 鳩間島の民話 p60
キーワード 仕返し,お詫び
梗概(こうがい)  そこの家は魚が豊富に捕れるところだから、魚を捕ってきては、子供達に食べさせているけれども、ボラの場合はね、身は実の子の男の子にあげるわけ。そして食べにくいところは、継子にあげるわけなんですよね。今度はまたミーバイをね、捕ってきた時には頭が非常に味があって身も多いからね、自分のかわいい子供には身のついた頭の方をあげ、継子にはね、身の少ない尻っぽをあげておる。この継子っちゅうものがね、それを見てさ、なんでそんなによ、自分を区別するのかっちゅうことで非常に不満に思っておるわけだな。それでもじいっとして我慢しておったわけだな。その子供達が大人になってきて、継子は小さいときそんな扱いをされてきておるもんだから不満があったからさ、「自分は今度は仕返ししてやろう。」っちゅうことで、それで、今度はね、魚を捕ってきた場合は、継母にはニィバルの骨やボラの頭はね、身はなくて空っぽだから非常に食べにくい所だけあげたらしいんだな。そうなると継母は、「なるほどな。あの当時は、実の子供でないからっちゅうことでやったんだけど我々が悪かった。」とお詫びをしたちゅうことなんですよね。 ①継子と魚の頭‥‥この話もほぼ沖縄全域に伝えられているが、特に多いのは、宮古及び八重山諸島である。②ミーバイ‥‥スズキ目ハタ科に属する魚類の方言名。沖縄近海で約五〇種程いる。形態的特徴は、体高・体幅が大きくて、ずんぐりした感じを受ける。高級食用魚、惣菜用として、沖縄の人に親しまれている魚である。ミーバイの中でもアーラミーバイは二メートルほどになる大型の魚である。普通ミーバイというときは珊瑚礁に住む比較的小さなイシミーバイなどをいうことが多い。
全体の記録時間数 6:38
物語の時間数 6:26
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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