七マラシ洞穴由来(共通語)

概要

ナナマラシアブというあの洞窟は、海岸近くにあるんだよね。ナナマラシっていうのは、粟の量を言うんですね。七マラシの粟ってのはかなり多い数量だろうね、そこの洞窟に七マラシもの粟を隠したから、そう言うんです。人頭税っていうのが非常に厳しいもんですからですね、一五才から五〇才までですか、人頭税はもう結局もう貧しい者も弱い者もない。もう平等なもう頭割りなんですよね。そういう制度で持って行かれたもんだから、もうやっぱり背に腹は変えられんでしょうねえ。「人頭税でもってみんな取って行かれることになると生活に困るから。」ってわけで、そこの洞穴の中にですね、百姓がこの七つの束にした粟をですね、自分の家族の食料をもうためて納めてもう隠したって。そうして、難を逃れたっていうことじゃないですか。こりゃここの百姓の上納は粟だったらしいですよね。まあ、その隠した粟は、役人に見つかることはなかったんでしょうね。なかったから今でも言い伝えがあるじゃないですか。この洞窟は、戦時中にも兵隊がおって使ったはずよ。
・ナナマラシ‥‥手一握りを一束として、百束で一マラシ。これが七つで七マラシ。・アブ‥‥洞窟のこと

再生時間:3:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O200368
CD番号 47O20C022
決定題名 七マラシ洞穴由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 河上親雄
話者名かな かわかみしんゆう
生年月日 19140102
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19950910
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T29A6
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8年度卒業論文 竹富島の民話 p10
キーワード 粟,人頭税
梗概(こうがい) ナナマラシアブというあの洞窟は、海岸近くにあるんだよね。ナナマラシっていうのは、粟の量を言うんですね。七マラシの粟ってのはかなり多い数量だろうね、そこの洞窟に七マラシもの粟を隠したから、そう言うんです。人頭税っていうのが非常に厳しいもんですからですね、一五才から五〇才までですか、人頭税はもう結局もう貧しい者も弱い者もない。もう平等なもう頭割りなんですよね。そういう制度で持って行かれたもんだから、もうやっぱり背に腹は変えられんでしょうねえ。「人頭税でもってみんな取って行かれることになると生活に困るから。」ってわけで、そこの洞穴の中にですね、百姓がこの七つの束にした粟をですね、自分の家族の食料をもうためて納めてもう隠したって。そうして、難を逃れたっていうことじゃないですか。こりゃここの百姓の上納は粟だったらしいですよね。まあ、その隠した粟は、役人に見つかることはなかったんでしょうね。なかったから今でも言い伝えがあるじゃないですか。この洞窟は、戦時中にも兵隊がおって使ったはずよ。 ・ナナマラシ‥‥手一握りを一束として、百束で一マラシ。これが七つで七マラシ。・アブ‥‥洞窟のこと
全体の記録時間数 3:52
物語の時間数 3:47
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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