
親と子の話とかね昔あったんですよね。親が亡くなったから、お母さんが亡くなる前に、子供なんか三人いて、まだちっちゃい子供がいたそうですよね。で、お母さん亡くなる前に、一番上の兄にね、三名ですか。〕はい。それ、「あんたたちは、まだちっちゃい子供がいたら、困るだろうから、一番下の子供は、一緒に連れて行くからね。私が死んだらあの空の上で一番ぴかぴか光るのがあの私だから、それで、会いたくなったら、そこの山の天辺に登ればあの必ずお母さんに会えるから、弟をおんぶしてね、山の天辺までお母さんに会いに来なさい。」と、そう言ってお母さんは亡くなったそうですよ。それで、ぴかって光るそのお母さんの星の側には、ちっちゃい赤ちゃんの星がね、あるって言うんよ。
だからその一番兄の方ね、山道が険しいからね、弟をケガさせたら大変だからとおんぶして、山の頂上まで上がったって。そしたら、この星がよ、流れ星ってよくありますよね。それがすーっとあの山の方に落ちて来たって。だから、兄さんは、「これがお母さんだね。」と思ってよ、「お母さん。」って声あげたら、またこの星がよ上にまたすーっと上がって行って空の上でぴかって光ったって。だから、「ああやはりあれがお母さんだ。」って、そこで、片手で弟をおんぶしていたら、お母さんの星が上に上がったから、兄さんは、泣いて山の方から帰って来たって。このお母さんは、普通の人だったって。けど三人の子供を生んで、天に昇ってから星になるぐらいですから、大変こう心がやっぱしやさしい人だったでしょうね。
| レコード番号 | 47O200335 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C020 |
| 決定題名 | 北極星由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 亀井ナツ |
| 話者名かな | かめいなつ |
| 生年月日 | 19130818 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 記録日 | 19950910 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字竹富T27A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 小学2~3年頃おじいさんから |
| 文字化資料 | 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p78 |
| キーワード | 母と子 |
| 梗概(こうがい) | 親と子の話とかね昔あったんですよね。親が亡くなったから、お母さんが亡くなる前に、子供なんか三人いて、まだちっちゃい子供がいたそうですよね。で、お母さん亡くなる前に、一番上の兄にね、三名ですか。〕はい。それ、「あんたたちは、まだちっちゃい子供がいたら、困るだろうから、一番下の子供は、一緒に連れて行くからね。私が死んだらあの空の上で一番ぴかぴか光るのがあの私だから、それで、会いたくなったら、そこの山の天辺に登ればあの必ずお母さんに会えるから、弟をおんぶしてね、山の天辺までお母さんに会いに来なさい。」と、そう言ってお母さんは亡くなったそうですよ。それで、ぴかって光るそのお母さんの星の側には、ちっちゃい赤ちゃんの星がね、あるって言うんよ。 だからその一番兄の方ね、山道が険しいからね、弟をケガさせたら大変だからとおんぶして、山の頂上まで上がったって。そしたら、この星がよ、流れ星ってよくありますよね。それがすーっとあの山の方に落ちて来たって。だから、兄さんは、「これがお母さんだね。」と思ってよ、「お母さん。」って声あげたら、またこの星がよ上にまたすーっと上がって行って空の上でぴかって光ったって。だから、「ああやはりあれがお母さんだ。」って、そこで、片手で弟をおんぶしていたら、お母さんの星が上に上がったから、兄さんは、泣いて山の方から帰って来たって。このお母さんは、普通の人だったって。けど三人の子供を生んで、天に昇ってから星になるぐらいですから、大変こう心がやっぱしやさしい人だったでしょうね。 |
| 全体の記録時間数 | 4:25 |
| 物語の時間数 | 3:26 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |