
そして、時代の流れと共にですね、ちょうどこっちの道路の側にじゃまになる木があって、また龍石という石が道路の横まで来てるんでね、旗頭をこっちから起こして持って行くときに、「この石が邪魔だから、これ割っちゃえ。」と龍石を割ろうとしたらしいです。だから、こっちの祖先の爺ちゃん、婆ちゃん達は、「この旗頭は部落の財産だから、そこの木はこっちから持って行って構わないけど、この龍石は、これは私たちの龍石だから、割らすことは出来ない。」と言ったら、部落の有志連中は、「そうか、それじゃ、この
旗頭は島仲家に移しましょう。」という訳で島仲に移したわけですね。 そしたら、それまでは、七十年も八十年も旗頭を倒したことも、けがもなかったものが、もう初めてあの家に行った年に、旗頭を倒したので、今もこの、尻尾が折れていますよね。あれは、そのときに土をはきずてしまったわけです。それで、二年間ですかね。折れたままであったけれども、このユタの話がでてですね、「旗頭がどうしても元通りの家に帰りたいということを言っている。」とこういう訳で、ここの部落の有志の方々が、「旗頭が帰りたいと言っているから、また元通り戻してくれないか。」というわけで、私のところへ来てからは、あれからもうどこにも行かないで、ここでずうっとこっちに置いてあって、東、西部落なんか、出すときも祈願しないんですがね、こっちから旗頭を出すときは、全部がもうここで祈願をしてから出て行くようになっている。だから、非常に目に見えないようですけれども、非常に神深いみたいですね
| レコード番号 | 47O200301 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C017 |
| 決定題名 | 仲筋の旗頭(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 請盛用吉 |
| 話者名かな | せいもりようきち |
| 生年月日 | 19220718 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 記録日 | 19950909 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字竹富T17A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p27 |
| キーワード | 龍石, |
| 梗概(こうがい) | そして、時代の流れと共にですね、ちょうどこっちの道路の側にじゃまになる木があって、また龍石という石が道路の横まで来てるんでね、旗頭をこっちから起こして持って行くときに、「この石が邪魔だから、これ割っちゃえ。」と龍石を割ろうとしたらしいです。だから、こっちの祖先の爺ちゃん、婆ちゃん達は、「この旗頭は部落の財産だから、そこの木はこっちから持って行って構わないけど、この龍石は、これは私たちの龍石だから、割らすことは出来ない。」と言ったら、部落の有志連中は、「そうか、それじゃ、この 旗頭は島仲家に移しましょう。」という訳で島仲に移したわけですね。 そしたら、それまでは、七十年も八十年も旗頭を倒したことも、けがもなかったものが、もう初めてあの家に行った年に、旗頭を倒したので、今もこの、尻尾が折れていますよね。あれは、そのときに土をはきずてしまったわけです。それで、二年間ですかね。折れたままであったけれども、このユタの話がでてですね、「旗頭がどうしても元通りの家に帰りたいということを言っている。」とこういう訳で、ここの部落の有志の方々が、「旗頭が帰りたいと言っているから、また元通り戻してくれないか。」というわけで、私のところへ来てからは、あれからもうどこにも行かないで、ここでずうっとこっちに置いてあって、東、西部落なんか、出すときも祈願しないんですがね、こっちから旗頭を出すときは、全部がもうここで祈願をしてから出て行くようになっている。だから、非常に目に見えないようですけれども、非常に神深いみたいですね |
| 全体の記録時間数 | 3:22 |
| 物語の時間数 | 3:22 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |