猫と虎(共通語)

概要

 昔、もう猫と虎とは先祖は同じものであるらしい。そして、猫は理屈が多いから、虎となんかの話で争って、喧嘩腰になって、今度は虎の方が、猫を食べてやると言って追っ掛けたところが、猫は追われてきて、野原にある一軒家があったから、その一軒家に入ったところが、「なぜあんたはそんなに慌てて家に飛んで走って来るか。」と尋ねたから、「私は、私をあの虎の奴が食べたいと言って、私を食べに僕を追っ掛けて来るから、どうにか私を命は助けて下さい。」と、家の人に頼んだところが、その人は狩人であって、何か山にいろんなものを取りに行こうと弓を持って、出掛ける前だったから、「虎が来ても心配やるな。あんたなら天井に行って隠れれ。私が虎の奴を弓でやって殺すから。」と言うて、もう猫を天井の上にのせさせて、待っておるうちに虎が来たから、弓でぱあんと射って、その虎を倒したそうです。そして、「虎はもうに殺されたから、下りて来い。」と言うてもなかなか下りてこないので、「虎がまた来るかと心配でおるから。」と言ったので、「いや、虎は今朝もう死んでいないから心配ない。下りて来い。」と言ったから下りてきて、「私はあなたのお陰でもう命は助かっておるから、あなたがどんな仕事でも、私にやれる仕事があったらさせて下さい。」と狩人に頼んだところが、「私の家には鼠が多いのでどうもならんから、なんとかしてあんたなんか鼠を捕りきらんか。」と言うから、「あれは私の仕事だと私が全部引き取ってやる。」と言って引き受けてね、もう、「鼠は、あんたの言う通り、あんたを命の恩人だと思って皆捕ってやる。」って。鼠を取るようになったそうです。そして猫が大便、小便やってかぶすのは、「また虎が捜しに来たとき、大便、小便を匂いがあったら、虎は、こちらに猫がおるねえと言って来るから消しておこう。」と思って虎に追われないように、知らせないようにと土をかぶせていると、そういう話であります。

再生時間:3:35

民話詳細DATA

レコード番号 47O200175
CD番号 47O20C010
決定題名 猫と虎(共通語)
話者がつけた題名
話者名 大山功
話者名かな おおさんこう
生年月日 18921025
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19750807
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T39B6
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく) むかし
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p101
キーワード 喧嘩,狩人,鼠,大便,小便,土
梗概(こうがい)  昔、もう猫と虎とは先祖は同じものであるらしい。そして、猫は理屈が多いから、虎となんかの話で争って、喧嘩腰になって、今度は虎の方が、猫を食べてやると言って追っ掛けたところが、猫は追われてきて、野原にある一軒家があったから、その一軒家に入ったところが、「なぜあんたはそんなに慌てて家に飛んで走って来るか。」と尋ねたから、「私は、私をあの虎の奴が食べたいと言って、私を食べに僕を追っ掛けて来るから、どうにか私を命は助けて下さい。」と、家の人に頼んだところが、その人は狩人であって、何か山にいろんなものを取りに行こうと弓を持って、出掛ける前だったから、「虎が来ても心配やるな。あんたなら天井に行って隠れれ。私が虎の奴を弓でやって殺すから。」と言うて、もう猫を天井の上にのせさせて、待っておるうちに虎が来たから、弓でぱあんと射って、その虎を倒したそうです。そして、「虎はもうに殺されたから、下りて来い。」と言うてもなかなか下りてこないので、「虎がまた来るかと心配でおるから。」と言ったので、「いや、虎は今朝もう死んでいないから心配ない。下りて来い。」と言ったから下りてきて、「私はあなたのお陰でもう命は助かっておるから、あなたがどんな仕事でも、私にやれる仕事があったらさせて下さい。」と狩人に頼んだところが、「私の家には鼠が多いのでどうもならんから、なんとかしてあんたなんか鼠を捕りきらんか。」と言うから、「あれは私の仕事だと私が全部引き取ってやる。」と言って引き受けてね、もう、「鼠は、あんたの言う通り、あんたを命の恩人だと思って皆捕ってやる。」って。鼠を取るようになったそうです。そして猫が大便、小便やってかぶすのは、「また虎が捜しに来たとき、大便、小便を匂いがあったら、虎は、こちらに猫がおるねえと言って来るから消しておこう。」と思って虎に追われないように、知らせないようにと土をかぶせていると、そういう話であります。
全体の記録時間数 3:59
物語の時間数 3:35
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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