波座間蛙と仲筋蛙(方言)

概要

 この島に部落が三つあります。玻座間の蛙は、自分達だけの部落だけがあるかと思いきや、仲筋にもりっぱな部落がある。また仲筋の部落の蛙は、自分が仲筋だけがあるかと思っていると、玻座間にも立派な部落があるということを聞いたので、玻座間の蛙は、「本日はそれじゃ、もう弁当を作って、仲筋部を落見に行こう。」と思って、天気もいいからと思って出掛けたところが、また仲筋部落の蛙が、「波座間にも部落があるというたと聞いておるが、まだ見てみないから、向こう見に行こう。」ということで、また弁当を持ってきてね、仲筋井戸の側のかじゅまるの下で会ったそうです。そして、仲筋の蛙は、「私達は波座間部落を見にきた。」と。また波座間の部落の蛙は、「仲筋の部落を見にきた。」と言って、話し合いから、「それじゃ、高い所ンブフルに登って御飯を食べながら見ましょう。」と言って、ンブフルで、御飯を食べて、蛙は、目に後にあるから、波座間村も見えるし、仲筋村も見えるし、「そうだなあ、立派な部落があるね。」とそれぞれが自分の部落を見て、両方とも満足で帰ったそうです。
・・仲筋‥‥竹富島中央にある小字名。・玻座間‥‥竹富島北西地域の小字名。・ンブフル(一名牛岡)‥‥竹富島の中央に位置する丘。夜中に飛び出した牛が、角で土や石を放り上げて一夜のうちに築き上げた丘で、牛がその上で「んぶんぶ」鳴いていたことからこの名がついた。当時の酋長新志花重成(あらしばなさかなり)はこれを見ておおいに喜び、この丘を土台に堅固な城を見張台を築き上げたという。現在は高台として、竹富島内を眺めることが出来る

再生時間:1:08

民話詳細DATA

レコード番号 47O200168
CD番号 47O20C010
決定題名 波座間蛙と仲筋蛙(方言)
話者がつけた題名
話者名 大山功
話者名かな おおさんこう
生年月日 18921025
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19750807
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T39B3
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p99
キーワード ヌブフル,ご飯
梗概(こうがい)  この島に部落が三つあります。玻座間の蛙は、自分達だけの部落だけがあるかと思いきや、仲筋にもりっぱな部落がある。また仲筋の部落の蛙は、自分が仲筋だけがあるかと思っていると、玻座間にも立派な部落があるということを聞いたので、玻座間の蛙は、「本日はそれじゃ、もう弁当を作って、仲筋部を落見に行こう。」と思って、天気もいいからと思って出掛けたところが、また仲筋部落の蛙が、「波座間にも部落があるというたと聞いておるが、まだ見てみないから、向こう見に行こう。」ということで、また弁当を持ってきてね、仲筋井戸の側のかじゅまるの下で会ったそうです。そして、仲筋の蛙は、「私達は波座間部落を見にきた。」と。また波座間の部落の蛙は、「仲筋の部落を見にきた。」と言って、話し合いから、「それじゃ、高い所ンブフルに登って御飯を食べながら見ましょう。」と言って、ンブフルで、御飯を食べて、蛙は、目に後にあるから、波座間村も見えるし、仲筋村も見えるし、「そうだなあ、立派な部落があるね。」とそれぞれが自分の部落を見て、両方とも満足で帰ったそうです。 ・・仲筋‥‥竹富島中央にある小字名。・玻座間‥‥竹富島北西地域の小字名。・ンブフル(一名牛岡)‥‥竹富島の中央に位置する丘。夜中に飛び出した牛が、角で土や石を放り上げて一夜のうちに築き上げた丘で、牛がその上で「んぶんぶ」鳴いていたことからこの名がついた。当時の酋長新志花重成(あらしばなさかなり)はこれを見ておおいに喜び、この丘を土台に堅固な城を見張台を築き上げたという。現在は高台として、竹富島内を眺めることが出来る
全体の記録時間数 1:22
物語の時間数 1:08
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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