牛のユングトゥ(方言)

概要

 昔話にこういう牛の話が動物でありますけれども、人間に声をかけたということがございます。あるところに、穴がありまして、牛がその穴の中に押し込み、二、三日もなるけれども誰も助けてもくれない。それで、牛の申すのは、「そこから通る人は、私の申すことを聞いてください。」と言われたそうでございます。私の牛には、ミースン書きのブロックが、舌の上にかけてあります。それで、「その三本合わせのブロックを持ってきて、私の角をくくって、このアブの中から出して、来る正月には私を潰して、高膳(タカジン)の上に乗せて、年を取っていただくようにお願いします。」と人間に声をかけてやったそうでございます。これはすると聞いた人は、さっそくその家に行きまして、この三本あわせのロッポウを取ってきて、その穴から上げて、来る正月にはさっそく潰して、高膳(タカジン)の上に乗せて、年を取り、立派な正月を迎えたという昔話がございます。これはユングトゥに言われております。
・ユングトゥ‥‥奄美大島・八重山諸島に伝承される古謡の一形態。八重山では祭儀の場などで大人たちによって唱謡される。唱え言、祈願、予祝の祝詞とされる。
・高膳(タカジン)‥‥竹富島ではタージンとも言う。家長制度があった時に使われていた高いお膳のようなもの。

再生時間:1:39

民話詳細DATA

レコード番号 47O200068
CD番号 47O20C005
決定題名 牛のユングトゥ(方言)
話者がつけた題名
話者名 前野長用
話者名かな まえのちょうよう
生年月日 18920404
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19750807
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T39B2
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p114
キーワード 声,穴,正月
梗概(こうがい)  昔話にこういう牛の話が動物でありますけれども、人間に声をかけたということがございます。あるところに、穴がありまして、牛がその穴の中に押し込み、二、三日もなるけれども誰も助けてもくれない。それで、牛の申すのは、「そこから通る人は、私の申すことを聞いてください。」と言われたそうでございます。私の牛には、ミースン書きのブロックが、舌の上にかけてあります。それで、「その三本合わせのブロックを持ってきて、私の角をくくって、このアブの中から出して、来る正月には私を潰して、高膳(タカジン)の上に乗せて、年を取っていただくようにお願いします。」と人間に声をかけてやったそうでございます。これはすると聞いた人は、さっそくその家に行きまして、この三本あわせのロッポウを取ってきて、その穴から上げて、来る正月にはさっそく潰して、高膳(タカジン)の上に乗せて、年を取り、立派な正月を迎えたという昔話がございます。これはユングトゥに言われております。 ・ユングトゥ‥‥奄美大島・八重山諸島に伝承される古謡の一形態。八重山では祭儀の場などで大人たちによって唱謡される。唱え言、祈願、予祝の祝詞とされる。 ・高膳(タカジン)‥‥竹富島ではタージンとも言う。家長制度があった時に使われていた高いお膳のようなもの。
全体の記録時間数 1:56
物語の時間数 1:39
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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