
もうこの祝いは、こちらではシトゥイドゥと言うていますが、海であれのお祝があってね、海におる魚を全部招待して、そのときは、銘々の職務があってね、「あんたは何に向け。あんたは何に向け。」と言ってですね、お祝いが始まって、いろんな料理は出るし、そして、輪踊りは、こちらに熱帯魚の綺麗な青い魚がおりますよね。この青い魚が輪踊りで、太鼓は蛸がね、八本の腕でもってこの祝太鼓を叩いて、また魚でも一番綺麗な着物を着けた小さな小魚が踊っていたところが、そしたら今度はもう暴風だということになってですね、外に出られない。「案内されたのが帰れなくなって、これでは困った。」と言っていたら、「じゃあ、この暴風だというんですから、外を誰が見に行くか。」ということで、ジーラとかフクラベーという皮の一番厚く固いやつがあるでしょう。その衣が固いのをね、「あんたたちが、外に行って外はどうなってるか偵察してこい。」て、彼らを外に出すそうですよ。そしたところが、ジーラとかフクラベーは、最初に出たのは出たんだが、暴風で溺れて帰れなくなっていたらですね、待っている魚は、偵察に行った者が行って
帰ってこないもんだから、「あいつらはもう外は暴風も止んで綺麗に良くなってるのに、自分らだけ腹いっぱい食べて、わしらには、食べさせないように帰ってこない。」ということしか考えてないらしいんです。ところが、そのころは、最初に外に出た魚は、もうよたよたになってしまって、漂流していたそうです。だから、こっちの海で暴風の時に凍えて、漂流したり、岸に寄せて来るのは、この皮の厚い魚なんだそうです
| レコード番号 | 47O200039 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C003 |
| 決定題名 | 溺れた魚(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那国清介 |
| 話者名かな | よなぐにせいかい |
| 生年月日 | 19011102 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 記録日 | 19750807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字竹富T38A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 沖国大国文学科平成8年度卒業論文 竹富島の民話 p103 |
| キーワード | 暴風,ジーラ,フクラベー |
| 梗概(こうがい) | もうこの祝いは、こちらではシトゥイドゥと言うていますが、海であれのお祝があってね、海におる魚を全部招待して、そのときは、銘々の職務があってね、「あんたは何に向け。あんたは何に向け。」と言ってですね、お祝いが始まって、いろんな料理は出るし、そして、輪踊りは、こちらに熱帯魚の綺麗な青い魚がおりますよね。この青い魚が輪踊りで、太鼓は蛸がね、八本の腕でもってこの祝太鼓を叩いて、また魚でも一番綺麗な着物を着けた小さな小魚が踊っていたところが、そしたら今度はもう暴風だということになってですね、外に出られない。「案内されたのが帰れなくなって、これでは困った。」と言っていたら、「じゃあ、この暴風だというんですから、外を誰が見に行くか。」ということで、ジーラとかフクラベーという皮の一番厚く固いやつがあるでしょう。その衣が固いのをね、「あんたたちが、外に行って外はどうなってるか偵察してこい。」て、彼らを外に出すそうですよ。そしたところが、ジーラとかフクラベーは、最初に出たのは出たんだが、暴風で溺れて帰れなくなっていたらですね、待っている魚は、偵察に行った者が行って 帰ってこないもんだから、「あいつらはもう外は暴風も止んで綺麗に良くなってるのに、自分らだけ腹いっぱい食べて、わしらには、食べさせないように帰ってこない。」ということしか考えてないらしいんです。ところが、そのころは、最初に外に出た魚は、もうよたよたになってしまって、漂流していたそうです。だから、こっちの海で暴風の時に凍えて、漂流したり、岸に寄せて来るのは、この皮の厚い魚なんだそうです |
| 全体の記録時間数 | 2:10 |
| 物語の時間数 | 1:41 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |