17 北谷シベー(共通語)

概要

方言ではね、シベーというのは生まれつきでやっぱりこっちが裂けている。北谷シベーはね、大泥棒であったって。この方は、一番財産家の家に入り込んでですね、昔の泥棒はお金は取らない。財産家の家に夜入り込んで、食べ物取ったり、着物とかの品物を取る。この着物は何するかというとね、貧しい人にくれた。またね、今は那覇港とか泊港ってあるじゃない。昔のその時代は、三百年四百年前の事だからね、那覇港は無くて泊港しかない。そこにね、鹿児島からね、飛行機は無いから船でね、品物輸入して沖縄に送るでしょ。この輸入したお米はですね、泊港の側に品物詰めた倉庫があって、そこにお米を積んであったわけ。その倉庫の側に監視もいたわけですね。私は親から聞いたが、この北谷シベーは、この監視所に寄ってね、力強いからね、監視を縛りこんでね、倉庫の鍵を開けてね、米を担いで馬車に乗せて、また田舎に持っていって、で、その米を何するかといってね、もう今日食べたら明日何食べるかという一番貧しい人にね、分配してくれるわけ。それがね、泥棒でもね、一番貧しい人を助ける泥棒であったって。それ捕まえたのがね、石川探偵でね、一回しか捕まっていない。金網に連れていくのも石川探偵。石川探偵はね、またやっぱり北谷シベーに一番優しい人であるから、別の巡査には捕まりよらんがね、石川探偵には捕まえられて、刑務所に連れられていたって。泥棒であまり重い罪は無いから二、三年であれは出てないかねえ。それはあんまりはっきりはわからないけど。捕まえられて刑務所入ってね、あと出てまた働いていたね。

再生時間:5:10

民話詳細DATA

レコード番号 47O419090
CD番号 47O41C468
決定題名 17 北谷シベー(共通語)
話者がつけた題名
話者名 松田恵栄
話者名かな まつだけいえい
生年月日 19171220
性別
出身地 北谷町宇北前
記録日 19960814
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 北谷町T21A09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 北谷シベー,大泥棒,食べ物,着物
梗概(こうがい) 方言ではね、シベーというのは生まれつきでやっぱりこっちが裂けている。北谷シベーはね、大泥棒であったって。この方は、一番財産家の家に入り込んでですね、昔の泥棒はお金は取らない。財産家の家に夜入り込んで、食べ物取ったり、着物とかの品物を取る。この着物は何するかというとね、貧しい人にくれた。またね、今は那覇港とか泊港ってあるじゃない。昔のその時代は、三百年四百年前の事だからね、那覇港は無くて泊港しかない。そこにね、鹿児島からね、飛行機は無いから船でね、品物輸入して沖縄に送るでしょ。この輸入したお米はですね、泊港の側に品物詰めた倉庫があって、そこにお米を積んであったわけ。その倉庫の側に監視もいたわけですね。私は親から聞いたが、この北谷シベーは、この監視所に寄ってね、力強いからね、監視を縛りこんでね、倉庫の鍵を開けてね、米を担いで馬車に乗せて、また田舎に持っていって、で、その米を何するかといってね、もう今日食べたら明日何食べるかという一番貧しい人にね、分配してくれるわけ。それがね、泥棒でもね、一番貧しい人を助ける泥棒であったって。それ捕まえたのがね、石川探偵でね、一回しか捕まっていない。金網に連れていくのも石川探偵。石川探偵はね、またやっぱり北谷シベーに一番優しい人であるから、別の巡査には捕まりよらんがね、石川探偵には捕まえられて、刑務所に連れられていたって。泥棒であまり重い罪は無いから二、三年であれは出てないかねえ。それはあんまりはっきりはわからないけど。捕まえられて刑務所入ってね、あと出てまた働いていたね。
全体の記録時間数 5:19
物語の時間数 5:10
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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