
方言ではね、シベーというのは生まれつきでやっぱりこっちが裂けている。北谷シベーはね、大泥棒であったって。この方は、一番財産家の家に入り込んでですね、昔の泥棒はお金は取らない。財産家の家に夜入り込んで、食べ物取ったり、着物とかの品物を取る。この着物は何するかというとね、貧しい人にくれた。またね、今は那覇港とか泊港ってあるじゃない。昔のその時代は、三百年四百年前の事だからね、那覇港は無くて泊港しかない。そこにね、鹿児島からね、飛行機は無いから船でね、品物輸入して沖縄に送るでしょ。この輸入したお米はですね、泊港の側に品物詰めた倉庫があって、そこにお米を積んであったわけ。その倉庫の側に監視もいたわけですね。私は親から聞いたが、この北谷シベーは、この監視所に寄ってね、力強いからね、監視を縛りこんでね、倉庫の鍵を開けてね、米を担いで馬車に乗せて、また田舎に持っていって、で、その米を何するかといってね、もう今日食べたら明日何食べるかという一番貧しい人にね、分配してくれるわけ。それがね、泥棒でもね、一番貧しい人を助ける泥棒であったって。それ捕まえたのがね、石川探偵でね、一回しか捕まっていない。金網に連れていくのも石川探偵。石川探偵はね、またやっぱり北谷シベーに一番優しい人であるから、別の巡査には捕まりよらんがね、石川探偵には捕まえられて、刑務所に連れられていたって。泥棒であまり重い罪は無いから二、三年であれは出てないかねえ。それはあんまりはっきりはわからないけど。捕まえられて刑務所入ってね、あと出てまた働いていたね。
| レコード番号 | 47O419090 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C468 |
| 決定題名 | 17 北谷シベー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 松田恵栄 |
| 話者名かな | まつだけいえい |
| 生年月日 | 19171220 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 北谷町宇北前 |
| 記録日 | 19960814 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 北谷町T21A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 北谷シベー,大泥棒,食べ物,着物 |
| 梗概(こうがい) | 方言ではね、シベーというのは生まれつきでやっぱりこっちが裂けている。北谷シベーはね、大泥棒であったって。この方は、一番財産家の家に入り込んでですね、昔の泥棒はお金は取らない。財産家の家に夜入り込んで、食べ物取ったり、着物とかの品物を取る。この着物は何するかというとね、貧しい人にくれた。またね、今は那覇港とか泊港ってあるじゃない。昔のその時代は、三百年四百年前の事だからね、那覇港は無くて泊港しかない。そこにね、鹿児島からね、飛行機は無いから船でね、品物輸入して沖縄に送るでしょ。この輸入したお米はですね、泊港の側に品物詰めた倉庫があって、そこにお米を積んであったわけ。その倉庫の側に監視もいたわけですね。私は親から聞いたが、この北谷シベーは、この監視所に寄ってね、力強いからね、監視を縛りこんでね、倉庫の鍵を開けてね、米を担いで馬車に乗せて、また田舎に持っていって、で、その米を何するかといってね、もう今日食べたら明日何食べるかという一番貧しい人にね、分配してくれるわけ。それがね、泥棒でもね、一番貧しい人を助ける泥棒であったって。それ捕まえたのがね、石川探偵でね、一回しか捕まっていない。金網に連れていくのも石川探偵。石川探偵はね、またやっぱり北谷シベーに一番優しい人であるから、別の巡査には捕まりよらんがね、石川探偵には捕まえられて、刑務所に連れられていたって。泥棒であまり重い罪は無いから二、三年であれは出てないかねえ。それはあんまりはっきりはわからないけど。捕まえられて刑務所入ってね、あと出てまた働いていたね。 |
| 全体の記録時間数 | 5:19 |
| 物語の時間数 | 5:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |