マジムンから貰った背広(シマグチ)

概要

これはブラジルで聞いた話だよ。この人はお金を持っていない乞食だったって。その人がマジムンと友達になって、マジムンから、「お前がこのパリトーを着ておけ。これを着ておけば、お前が必要な物は私が何でも与えてやる。だけどこれを脱いだら死ぬから、どんなところへ行くときも脱いではいけない。」と言ってそうだ。それで、パリトーという背広のようなものを貰ったそうだ。そしたら、金持ちになったが、着物だから古くなったら痛むでしょ。その人は金持ちになっても、古くなって痛んできても、そのパリトーを着ていたから、余所の子ども達は、「お父さん、何(なん)であの小父さんはあんなに金持ちなのに、あんな古い背広を着けているの。」と聞いた。そう聞かれた大人は、「あれは、マジムンがお前が必要な物は何でも与えるが、このパリトーを脱げば死ぬぞと言われたから、着ているんだよ。」それで、この人は、死ぬまでパリトーを着ていたそうだ。

再生時間:4:17

民話詳細DATA

レコード番号 47O419056
CD番号 47O41C466
決定題名 マジムンから貰った背広(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 山川宗善
話者名かな やまかわそうぜん
生年月日 19201110
性別
出身地 北谷町
記録日 19960814
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 北谷町T19A13
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 80
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 ブラジルで聞いた。
キーワード マジムンと友達,貧乏,幽霊,背広
梗概(こうがい) これはブラジルで聞いた話だよ。この人はお金を持っていない乞食だったって。その人がマジムンと友達になって、マジムンから、「お前がこのパリトーを着ておけ。これを着ておけば、お前が必要な物は私が何でも与えてやる。だけどこれを脱いだら死ぬから、どんなところへ行くときも脱いではいけない。」と言ってそうだ。それで、パリトーという背広のようなものを貰ったそうだ。そしたら、金持ちになったが、着物だから古くなったら痛むでしょ。その人は金持ちになっても、古くなって痛んできても、そのパリトーを着ていたから、余所の子ども達は、「お父さん、何(なん)であの小父さんはあんなに金持ちなのに、あんな古い背広を着けているの。」と聞いた。そう聞かれた大人は、「あれは、マジムンがお前が必要な物は何でも与えるが、このパリトーを脱げば死ぬぞと言われたから、着ているんだよ。」それで、この人は、死ぬまでパリトーを着ていたそうだ。
全体の記録時間数 4:22
物語の時間数 4:17
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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