
今でも東北地方に、非常に偉い坊さんが死んでミイラになって残っていて、着物を着せ替えてあげるという話があった。北谷に来た坊さん、その人の話をするんじゃないけど、抱ちジンというのがあった。抱いたまま死ぬという意味で、昔、大変賢い牛がいて、「私は何時か人間に焼いて食べられるから」と、焼いて食べる火を隠してしまった。すると人間は火を使うことができずに、どうしても火を探そうとしたが、探せない。そうして、色々聞いても火の隠し場所が分からない。するとバッタが「あれは石と鉄の間に隠してあるんだ」と言った。そして石と鉄をこすり合わせて火を起こして牛を焼いて食べた。バッタに「あなたは人間に火の在り処を教えてくれてありがとう。その代わり、そのありがたさを何時までも残すために抱ちジンしなさい」と、生きたままの格好で残るようになった。
| レコード番号 | 47O418881 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C458 |
| 決定題名 | 抱ちジン(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 阿波根昌栄 |
| 話者名かな | あはごんしょうえい |
| 生年月日 | 19210309 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 北谷町上勢頭 |
| 記録日 | 19881114 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 北谷町T10A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 偉い坊さん,ミイラ,北谷に来た坊さん,抱ちジン,賢い牛,火を隠した,バッタ,石と鉄の間 |
| 梗概(こうがい) | 今でも東北地方に、非常に偉い坊さんが死んでミイラになって残っていて、着物を着せ替えてあげるという話があった。北谷に来た坊さん、その人の話をするんじゃないけど、抱ちジンというのがあった。抱いたまま死ぬという意味で、昔、大変賢い牛がいて、「私は何時か人間に焼いて食べられるから」と、焼いて食べる火を隠してしまった。すると人間は火を使うことができずに、どうしても火を探そうとしたが、探せない。そうして、色々聞いても火の隠し場所が分からない。するとバッタが「あれは石と鉄の間に隠してあるんだ」と言った。そして石と鉄をこすり合わせて火を起こして牛を焼いて食べた。バッタに「あなたは人間に火の在り処を教えてくれてありがとう。その代わり、そのありがたさを何時までも残すために抱ちジンしなさい」と、生きたままの格好で残るようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:30 |
| 物語の時間数 | 4:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |