阿麻和利と屋慶名アカー(共通語)

概要

屋ヶ名アカーもいわゆる武士ですよねぇ。その あれも武士って、えぇ、だったけれども、その勝連の按司の前で試合をやってみたら、どっちも勝ったちゅうわけだ。阿麻和利と屋ヶ名アカーとやるわけですよ。そしたら、これが勝った、俺が勝ったちって、誰も勝負が分からんから、どうして勝ったちって、試合しながら、屋ヶ名アカはその阿麻和利の「懐に七つの石が入ってるはずだ。」と、「小石入れた。」ちゅうんだ。本当に入ってたそうだ。そしたら、阿麻和利は、いや、屋ヶ名アカーのまた、袖にこう縫い付け、「針を縫い付けた。」と言う、七回こうやって試合しながらよ。それから、まぁいわゆる、同番になったわけさぁ、あぁ、相い打ちになったわけですよ。誰か勝ち、勝ちっちゅうの分からないしょう勝負無しですよ。そういう試合もあるわけですよ。で、屋ヶ名アカーはあの勝連の按司に捕らえられているところを阿麻和利(あまんじゃなぁ)は頭良かっただね。阿麻和利(あまわり)は勝連の按司を滅ぼしてあれしたら、そこで廊下飛び出してきて、下に飛んできたのがいた。それが屋ヶ名アカーだったちゅうんですよね。頭はやっぱりまわり良かったんですね。阿麻和利ちゅうのは、結局要領のいい男だったわけさぁね。小さい時になんか弱くて、はい、夏の木の陰で、こう、休んでおる時々に、まぁ、陰回りしてたんでしょうねぇ。蜘蛛の巣をかけるのを見て、今度投網を、考え出したのは、その、阿麻和利だそうだ。投網をねぇ、そして、それを皆に漁師に、こう、あの与えてやって、みな手懐けてあったそうです。そして、「その恩はどうやってかえすか。」と言ったら、私があの連絡するときに、みんな松明を持って出なさいと言うことで、それが、何日か何ヵ月か後に、今度はおふれがあったようですよね。みんな、松明を持って出れちって、そしたら勝連の按司の所に行って、「今、与那原から、あぁやって攻めてくるんだが、どうする。」と言って、うん、そう言って、松明の行列を見て、やぁ、大変だっちゅうことで騒いだところを、阿麻和利にやられるわけですよ。それで、その人は、頭が良かったわけですよね。もうずっと最初から、その、えぇ、そこの勝連の按司を滅ぼそうという考え方しているもんだから、手懐けてね、ちゃんと、漁師を全部手懐けて、そうして、いわゆる、策略をまわしていたわけですよ。だから、阿麻和利は頭が良かったわけですよ。えぇ、阿麻和利が助けたんだが、屋ヶ名アカーは、ただの武士で頭はあまり良くなかったんわけですよね。護佐丸滅ぼす時も、始めに、その、首里城行って、あの首里城のいわゆる旗をもらってくるわけだから、そして、そして、首里からの討伐宝ということで、あぁ、旗頭たてていくもんだから護佐丸はあれは謀反人だっちゅうことは、分かってはいるけれども、あぁ、首里の旗には、「弓引けない。」と言って、辞任するわけですよ。あれの、いわゆる阿麻和利の計らいに、策略に負けたわけですよ。戦で負けたんじゃないです。その策略に、その旗をもらって、その旗頭を先頭にしたから、首里王府には、「弓引けない。」と言って、護佐丸は切腹するわけだからね。阿麻和利はどこまでもずる賢いわけですよ。ところが、後で、護佐丸滅ぼす、どこでばれたかのかねぇ。あの今度はあの鬼大城にやられるんだね。鬼大城というのは、鬼大城というのは、首里王府から娘もらっているわけですよ。百度踏揚の付き人であったわけですよ。何か、あの鬼大城は、むいあかぁちゅうのは、いわゆるちぃあんまぁとか、小さい子を育てるののが、あかぁいやかぁであってさ、付き人ですよ、鬼大城のあれとしまいには、あの首里城の外門まではきたんだけれども、その鬼大城にやられるんですよ、阿麻和利は、やっぱり、奥さんは分かるでしょう。その百度踏揚と鬼大城、二人逃げてくるのを、後追ってきて、えぇ、いよいよ、もう門の外まであれしたけれども、逃げられなかったそうだよ。男と女とこう逃げてきたのはあやしいということで、あの門番は入れなかったっちゅう。それで、鬼大城にやられるそうですよね。そ、強かったんでしょうね、付き人ちゅうのは。

再生時間:7:06

民話詳細DATA

レコード番号 47O378345
CD番号 47O37C345
決定題名 阿麻和利と屋慶名アカー(共通語)
話者がつけた題名
話者名 与那嶺亀助
話者名かな よなみねかめすけ
生年月日 19160325
性別
出身地 南風原町宮平
記録日 19910828
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T113A09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 屋ヶ名アカー,武士,勝連の按司,阿麻和利,阿麻和利,七つの石,袖,木の陰,蜘蛛の巣を,網,漁師,松明,与那原,策略,護佐丸,首里城,謀反人,策略,切腹,鬼大城,百度踏揚の付き人
梗概(こうがい) 屋ヶ名アカーもいわゆる武士ですよねぇ。その あれも武士って、えぇ、だったけれども、その勝連の按司の前で試合をやってみたら、どっちも勝ったちゅうわけだ。阿麻和利と屋ヶ名アカーとやるわけですよ。そしたら、これが勝った、俺が勝ったちって、誰も勝負が分からんから、どうして勝ったちって、試合しながら、屋ヶ名アカはその阿麻和利の「懐に七つの石が入ってるはずだ。」と、「小石入れた。」ちゅうんだ。本当に入ってたそうだ。そしたら、阿麻和利は、いや、屋ヶ名アカーのまた、袖にこう縫い付け、「針を縫い付けた。」と言う、七回こうやって試合しながらよ。それから、まぁいわゆる、同番になったわけさぁ、あぁ、相い打ちになったわけですよ。誰か勝ち、勝ちっちゅうの分からないしょう勝負無しですよ。そういう試合もあるわけですよ。で、屋ヶ名アカーはあの勝連の按司に捕らえられているところを阿麻和利(あまんじゃなぁ)は頭良かっただね。阿麻和利(あまわり)は勝連の按司を滅ぼしてあれしたら、そこで廊下飛び出してきて、下に飛んできたのがいた。それが屋ヶ名アカーだったちゅうんですよね。頭はやっぱりまわり良かったんですね。阿麻和利ちゅうのは、結局要領のいい男だったわけさぁね。小さい時になんか弱くて、はい、夏の木の陰で、こう、休んでおる時々に、まぁ、陰回りしてたんでしょうねぇ。蜘蛛の巣をかけるのを見て、今度投網を、考え出したのは、その、阿麻和利だそうだ。投網をねぇ、そして、それを皆に漁師に、こう、あの与えてやって、みな手懐けてあったそうです。そして、「その恩はどうやってかえすか。」と言ったら、私があの連絡するときに、みんな松明を持って出なさいと言うことで、それが、何日か何ヵ月か後に、今度はおふれがあったようですよね。みんな、松明を持って出れちって、そしたら勝連の按司の所に行って、「今、与那原から、あぁやって攻めてくるんだが、どうする。」と言って、うん、そう言って、松明の行列を見て、やぁ、大変だっちゅうことで騒いだところを、阿麻和利にやられるわけですよ。それで、その人は、頭が良かったわけですよね。もうずっと最初から、その、えぇ、そこの勝連の按司を滅ぼそうという考え方しているもんだから、手懐けてね、ちゃんと、漁師を全部手懐けて、そうして、いわゆる、策略をまわしていたわけですよ。だから、阿麻和利は頭が良かったわけですよ。えぇ、阿麻和利が助けたんだが、屋ヶ名アカーは、ただの武士で頭はあまり良くなかったんわけですよね。護佐丸滅ぼす時も、始めに、その、首里城行って、あの首里城のいわゆる旗をもらってくるわけだから、そして、そして、首里からの討伐宝ということで、あぁ、旗頭たてていくもんだから護佐丸はあれは謀反人だっちゅうことは、分かってはいるけれども、あぁ、首里の旗には、「弓引けない。」と言って、辞任するわけですよ。あれの、いわゆる阿麻和利の計らいに、策略に負けたわけですよ。戦で負けたんじゃないです。その策略に、その旗をもらって、その旗頭を先頭にしたから、首里王府には、「弓引けない。」と言って、護佐丸は切腹するわけだからね。阿麻和利はどこまでもずる賢いわけですよ。ところが、後で、護佐丸滅ぼす、どこでばれたかのかねぇ。あの今度はあの鬼大城にやられるんだね。鬼大城というのは、鬼大城というのは、首里王府から娘もらっているわけですよ。百度踏揚の付き人であったわけですよ。何か、あの鬼大城は、むいあかぁちゅうのは、いわゆるちぃあんまぁとか、小さい子を育てるののが、あかぁいやかぁであってさ、付き人ですよ、鬼大城のあれとしまいには、あの首里城の外門まではきたんだけれども、その鬼大城にやられるんですよ、阿麻和利は、やっぱり、奥さんは分かるでしょう。その百度踏揚と鬼大城、二人逃げてくるのを、後追ってきて、えぇ、いよいよ、もう門の外まであれしたけれども、逃げられなかったそうだよ。男と女とこう逃げてきたのはあやしいということで、あの門番は入れなかったっちゅう。それで、鬼大城にやられるそうですよね。そ、強かったんでしょうね、付き人ちゅうのは。
全体の記録時間数 7:13
物語の時間数 7:06
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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