
それでもうあるあの人がね、あの侍があの手を叩いてからに、「じるぬ手が鳴いたが。」(どの手が鳴ったか)でぃいちょうるばぁてぇや(といったわけさ)。どっちがゆう鳴いたがでぃいちょうるばぁてぇ(どっちが良く鳴ったかといったわけさ)あんさくとぅやあんさくとぅ(そしてねそして)またちょうど、「あんしぇや鳥小や手に手ぬ平かい落てぃねぇまぁぬ手から翔でぃいちゅが。」(そしたらね、鳥が掌に落ちたらどの手から翔んでいくか)て返したわけさ。
それでまたなぁてぃちぇ(もう一つは)また侍が、あの百姓にまたあの百姓しているわけよね、でいたらあの侍が来て、「お城いんじちゅるえぇまや、〈帰って来るまでは〉くぇはいくちうとぅちゃが。」(お城行って来るまでは幾つ鍬を打ったか)でぃち(といって)うり勘定そうき、ゆどうきでぃちぇるばぁてぇや(それを勘定しておきなさい、数えておきなさいといったわけさ)あんしいわれたから親(うや)心配しているわけさ、あんさくとぅくゎが(そしたから子が)、「しわすなけぇ、わぁが話しあれすくとぅ。」(心配するな、私が話しするから)親を慰めたわけよね、そさでもうお城(ぐしく)からまた侍が来てからに、「えぇ百姓いちゃるとぅいや、くぇやお城いんじちゅるえぇまいくちうとぅちゃが。」(おい百姓いった通りに鍬をお城行って来る間にいくつ打ったか)でぃとぅたくとぅや(と聞いたからね)聞いたわけよね、そうしたら、「うんじゅが乗とぉん馬やいくちひさぁけぇたが。」(あなたが乗っている馬はいくつ足をかえたかね)でぃいっているわけ、あまからくままでぃ帰るえぇ間に(あそこからこちらまで帰る間に)馬の足いくちいい返したわけ。
| レコード番号 | 47O378239 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C338 |
| 決定題名 | 松川童(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲村マカト |
| 話者名かな | なかむらまかと |
| 生年月日 | 19091225 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 那覇市首里 |
| 記録日 | 19910825 |
| 記録者の所属組織 | 南風原町口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 南風原町T102A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 侍,手を叩いた,どの手が鳴ったか,鳥,百姓,鍬 |
| 梗概(こうがい) | それでもうあるあの人がね、あの侍があの手を叩いてからに、「じるぬ手が鳴いたが。」(どの手が鳴ったか)でぃいちょうるばぁてぇや(といったわけさ)。どっちがゆう鳴いたがでぃいちょうるばぁてぇ(どっちが良く鳴ったかといったわけさ)あんさくとぅやあんさくとぅ(そしてねそして)またちょうど、「あんしぇや鳥小や手に手ぬ平かい落てぃねぇまぁぬ手から翔でぃいちゅが。」(そしたらね、鳥が掌に落ちたらどの手から翔んでいくか)て返したわけさ。 それでまたなぁてぃちぇ(もう一つは)また侍が、あの百姓にまたあの百姓しているわけよね、でいたらあの侍が来て、「お城いんじちゅるえぇまや、〈帰って来るまでは〉くぇはいくちうとぅちゃが。」(お城行って来るまでは幾つ鍬を打ったか)でぃち(といって)うり勘定そうき、ゆどうきでぃちぇるばぁてぇや(それを勘定しておきなさい、数えておきなさいといったわけさ)あんしいわれたから親(うや)心配しているわけさ、あんさくとぅくゎが(そしたから子が)、「しわすなけぇ、わぁが話しあれすくとぅ。」(心配するな、私が話しするから)親を慰めたわけよね、そさでもうお城(ぐしく)からまた侍が来てからに、「えぇ百姓いちゃるとぅいや、くぇやお城いんじちゅるえぇまいくちうとぅちゃが。」(おい百姓いった通りに鍬をお城行って来る間にいくつ打ったか)でぃとぅたくとぅや(と聞いたからね)聞いたわけよね、そうしたら、「うんじゅが乗とぉん馬やいくちひさぁけぇたが。」(あなたが乗っている馬はいくつ足をかえたかね)でぃいっているわけ、あまからくままでぃ帰るえぇ間に(あそこからこちらまで帰る間に)馬の足いくちいい返したわけ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:15 |
| 物語の時間数 | 2:55 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |