テーラシカマグチ(シマグチ)

概要

豊見城の平良にシカマグチという人がいたが、寝る時には人払いをして、または息を止めて寝るので起こすなと言って寝、昼は仕事をする人であった。この人は母親が子供ができなかったので、父親が「どうしても子が欲しいか」と聞くと「はい」と言うので「ターグに水を入れて十五夜の月夜にこの家の周りを七周しなさい」と教えられて授かったときの子供だと言われる。この人が唐に念仏を習いに行ったところ、この人が鐘を打って船から下りる時には五つぐらいになって、人の目には見えなくなった。その時から現世と後生を行き来できるようになった。またこの人が50ある念仏のうち、49を修めたために120歳まで生きていた。そのトゥシビー祝か何かをしていた時に(誰かが)「クヮッチーは美味しかったですか」と言うと「ああ」と答えていなくなった。皆は便所に行っていると思っていたが、その戻りが遅いので探したところ、屋敷内のセンダンの木の下に子供がいたので尋ねた。すると、子供は「おじいさんは上に行った」と答えた。それから後の消息はない。そしてこの時から「ウチチフェーシ」といって重箱、お供え物は熱いうちに出すようになったが、そのわけは後生の人が熱い物のおこぼれを受け取ることができるからである。

再生時間:4:12

民話詳細DATA

レコード番号 47O378006
CD番号 47O37C327
決定題名 テーラシカマグチ(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 大城ウサ
話者名かな おおしろうさ
生年月日 19040704
性別
出身地 南風原町津嘉山
記録日 19910306
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T83A14
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 豊見城の平良,シカマグチ,寝る,人払い,息を止めて寝る,昼は仕事,母親,子供,父親,ターグ,十五夜の月夜,家の周りを七周,唐,念仏,鐘,船,現世と後生を行き来,念仏,120歳,トゥシビー祝,センダンの木の下に子供,重箱,お供え物
梗概(こうがい) 豊見城の平良にシカマグチという人がいたが、寝る時には人払いをして、または息を止めて寝るので起こすなと言って寝、昼は仕事をする人であった。この人は母親が子供ができなかったので、父親が「どうしても子が欲しいか」と聞くと「はい」と言うので「ターグに水を入れて十五夜の月夜にこの家の周りを七周しなさい」と教えられて授かったときの子供だと言われる。この人が唐に念仏を習いに行ったところ、この人が鐘を打って船から下りる時には五つぐらいになって、人の目には見えなくなった。その時から現世と後生を行き来できるようになった。またこの人が50ある念仏のうち、49を修めたために120歳まで生きていた。そのトゥシビー祝か何かをしていた時に(誰かが)「クヮッチーは美味しかったですか」と言うと「ああ」と答えていなくなった。皆は便所に行っていると思っていたが、その戻りが遅いので探したところ、屋敷内のセンダンの木の下に子供がいたので尋ねた。すると、子供は「おじいさんは上に行った」と答えた。それから後の消息はない。そしてこの時から「ウチチフェーシ」といって重箱、お供え物は熱いうちに出すようになったが、そのわけは後生の人が熱い物のおこぼれを受け取ることができるからである。
全体の記録時間数 4:12
物語の時間数 4:12
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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