飛び安里(共通語)

概要

あっちに子孫辺りに別居しているわけよね、この人にねまだ十四、五才だったがあんまり頭がきれてね、自分でだからそのあの飛行機のね、あれを作ってさ自分で研究したみたい、してみたらこんなして出来るんだなぁてことでね、自分でその長年注いでその飛行機は自分である一部を作ったみたいでね、自分が嫁を貰ってからねこれはあの自分の嫁に、「だぁあの引っ張ってごらん、向こうまで行って飛ばしてみよう。」ていって飛ばしたもののね、もうちゃんとは出来てないから落ちよったって、その、山で実験したって。向こうの方とうちらの方向かいの新川チヂとしか聞いてない。そこしか聞いてないだけどね、これいく種類もね皆話しは伝えは聞いているみたい、いぬ南風原でも津嘉山にもね、あって津嘉山の方からあがったという話しも聞くわけよね、だからどっちがどっちやらわったぁとしてはもう安里原(あさとばる)のガンスを継いでんまじげふん達の祖先からはね、そこの新川の方で首里から持って来て新川の方で飛ばしたということを聞いてるけど、それでないというふうに今出ているもんだから、あまりはっきりはいえないわけさぁ、それで内地からもね取材者が来て、町をあの中心にしてね福祉課の方かいえ教育委員の方かな、その方々と一緒に来てね話して下さいっていらしてたのよ、だけどねうちの主人はそんないうようなことまでは出来ない、これは昔のことだ何百年前のことだからね、うちの親父がいる時代は覚えてて少しは話しは聞いてるけど、詳しく説明するこんなもんで資料なんか出すぐらいならね、説明出来ないといってうちのお祖父はね断ったわけよ、したら覚えているだけでもいいから教えて教えてしたからとうとうもう絶対出来ない分からんから、これもうあんな歴史のもんに載せるのにね自分でこっそり嘘ついたんです作り話しではいけない出来ないようと、その前はね飛び安里作った人のあのガンス持ってる人は近くにいるわけよね、そこにいるけどその人方はその嘘ついていたけど、そのガンスのねこの方はあの子供が出来るもんだから、ブラジルの方に遣い、ブラジルの方にあととりに送ったらしいこのガンスは、だからもう今としてはそこにもうガンスも無いし何もないから、向こうもはっきりしていえないわけよね、だからもう安里のお祖父さんしか分からんようというのは私達のことだけど、私達のまたお祖父さんはいいきれんでね、もう本当ゆくしむにぃ(嘘をいう)してはいけないこういうちゃんと社会に出ることさ、だから簡単にだしてはね、みんなしわなてぃ(心配になって)いわない。飛ばしてね、自分の奥さんに紐引っ張らしてさ一応飛ばしてみたらしい、でも遠くまで行かないうちに落ちたもんだから、「あぁもう自分はこれでもう終わりだな。」といってもうしなかったらしい、そのね作った羽よ、羽材料さ竹材料ね、竹材料かなんか知らんけど持って来て床の間に置いてあったみたいよ、自分達の家こっちがもうガンス持ちだから、だけど長いこと置いてあったというけどね、「ぬぅうりガンス掛かやぁち、うまなか置(う)ちょうてぃんふうじんねぇん、ぬぅやがあんねぇるう捨(ひ)てぃれぇ。」(何これガンスに掛かって、ここに置いてもみっともない、何かこんなの捨てろ)してねあんそこのお婆ちゃんが大きいお婆ちゃんが焼いて捨てたって、そこにはねどうしてこんなしたかってわけがあるわけよ、あのこのつくった人はね十四、五才からもうあんまり頭がきれてね、こういうの作るの一生懸命だったらしいね、そのある王様の所持って行って見せてこんなことがあるってしたらね、「あんたは田舎の分際でね、こんなしてね、これを作るようなことがあるのはそれいけない。」とこれを生かしておったら大変だということでね、向こうがね王様がねもう蹴ったり叩いたりとっても懲らしめよったらしい、それをね親が聞いてね、「自分はもうあそこで勤まらんから、家に帰って来るよう。」とその子供がいったもんだから、親がさ、「これはけしからん、自分でね向こうが雇ってそんなにするぐらいなら、家の子は自分で産んだ子だから私が家連れて来てね、殺す。」てもう本当に刀に手をかけるぐらいなっていたって、いえばねいいねぇ百姓辺りからね偉い人が出たらどんなことするか分からんと、向こうは自分が頭が上がらんようなこと考えていたんでしょうね、それでね、「自分わぁが殺すよう。」ていってからね、親がさ家連れて戻ったらしいそれでね、カニヒャー(枕木)て分かるかなぁ、今分からんはずねあの枕木をこう並べてさ、その枕木の上にね足も手も一緒に縛ってね動かんようにこうして苦しめて殺すようによ、なまなまとその首斬ってあそこのするみたいに殺さないでしょう親がは、だから、「手かけられんから。」といって、「もうどうなろうとおまえは苦しんで死ね。」ということで牢屋込めしてね、すの枕木の上に座らしてあったらしい、してもう御飯も食べさせんでよちゃあ苦しみさぁそのまま死んだらしいね、このこの悪な心はね自分達の門中とね今はもう何ていうかなぁ、門中さ今門中の何ていうかなぁそのね、その人方に皆相談あってねこんなして苦しめて殺すということは残念ていうことで、でもこれは私がつくった子、私が産んだ子だからどうしてもこういう方法しかない、生かしておいたらねこういう人は田舎もんしてから結局生かしておいてはこっちの方に頭が上がらんということで、もう向こうは刀を掛けるようになってはいけないということでね、そうしたわけさでそれが残酷でね家のお祖父がいうにはよ今のお父さんがいうにはね、これは残酷でね自分達の身内からこうやって死んだ人がこういう偉い人が出ていたのに、これ本当いえばねライト兄弟よか先だって、安里のね飛び安里のあれってライト兄弟やか年数からすれば先出ていたみたいこういうことは、だけど向こうにあんなさしてこっちの方にあんな田舎もん出来たってことはこっちの恥だからてことで、どうしても生かしておけないってことでね殺すようにしたってそれを家のお父さんから聞いた。

再生時間:7:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O377603
CD番号 47O37C308
決定題名 飛び安里(共通語)
話者がつけた題名 飛び安里
話者名 安里トヨ
話者名かな
生年月日 19190510
性別
出身地 南風原町大名
記録日 19910308
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T58A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 飛行機,嫁,山で実験,南風原津嘉山,安里原,首里,新川,飛び安里,枕木,牢屋込め
梗概(こうがい) あっちに子孫辺りに別居しているわけよね、この人にねまだ十四、五才だったがあんまり頭がきれてね、自分でだからそのあの飛行機のね、あれを作ってさ自分で研究したみたい、してみたらこんなして出来るんだなぁてことでね、自分でその長年注いでその飛行機は自分である一部を作ったみたいでね、自分が嫁を貰ってからねこれはあの自分の嫁に、「だぁあの引っ張ってごらん、向こうまで行って飛ばしてみよう。」ていって飛ばしたもののね、もうちゃんとは出来てないから落ちよったって、その、山で実験したって。向こうの方とうちらの方向かいの新川チヂとしか聞いてない。そこしか聞いてないだけどね、これいく種類もね皆話しは伝えは聞いているみたい、いぬ南風原でも津嘉山にもね、あって津嘉山の方からあがったという話しも聞くわけよね、だからどっちがどっちやらわったぁとしてはもう安里原(あさとばる)のガンスを継いでんまじげふん達の祖先からはね、そこの新川の方で首里から持って来て新川の方で飛ばしたということを聞いてるけど、それでないというふうに今出ているもんだから、あまりはっきりはいえないわけさぁ、それで内地からもね取材者が来て、町をあの中心にしてね福祉課の方かいえ教育委員の方かな、その方々と一緒に来てね話して下さいっていらしてたのよ、だけどねうちの主人はそんないうようなことまでは出来ない、これは昔のことだ何百年前のことだからね、うちの親父がいる時代は覚えてて少しは話しは聞いてるけど、詳しく説明するこんなもんで資料なんか出すぐらいならね、説明出来ないといってうちのお祖父はね断ったわけよ、したら覚えているだけでもいいから教えて教えてしたからとうとうもう絶対出来ない分からんから、これもうあんな歴史のもんに載せるのにね自分でこっそり嘘ついたんです作り話しではいけない出来ないようと、その前はね飛び安里作った人のあのガンス持ってる人は近くにいるわけよね、そこにいるけどその人方はその嘘ついていたけど、そのガンスのねこの方はあの子供が出来るもんだから、ブラジルの方に遣い、ブラジルの方にあととりに送ったらしいこのガンスは、だからもう今としてはそこにもうガンスも無いし何もないから、向こうもはっきりしていえないわけよね、だからもう安里のお祖父さんしか分からんようというのは私達のことだけど、私達のまたお祖父さんはいいきれんでね、もう本当ゆくしむにぃ(嘘をいう)してはいけないこういうちゃんと社会に出ることさ、だから簡単にだしてはね、みんなしわなてぃ(心配になって)いわない。飛ばしてね、自分の奥さんに紐引っ張らしてさ一応飛ばしてみたらしい、でも遠くまで行かないうちに落ちたもんだから、「あぁもう自分はこれでもう終わりだな。」といってもうしなかったらしい、そのね作った羽よ、羽材料さ竹材料ね、竹材料かなんか知らんけど持って来て床の間に置いてあったみたいよ、自分達の家こっちがもうガンス持ちだから、だけど長いこと置いてあったというけどね、「ぬぅうりガンス掛かやぁち、うまなか置(う)ちょうてぃんふうじんねぇん、ぬぅやがあんねぇるう捨(ひ)てぃれぇ。」(何これガンスに掛かって、ここに置いてもみっともない、何かこんなの捨てろ)してねあんそこのお婆ちゃんが大きいお婆ちゃんが焼いて捨てたって、そこにはねどうしてこんなしたかってわけがあるわけよ、あのこのつくった人はね十四、五才からもうあんまり頭がきれてね、こういうの作るの一生懸命だったらしいね、そのある王様の所持って行って見せてこんなことがあるってしたらね、「あんたは田舎の分際でね、こんなしてね、これを作るようなことがあるのはそれいけない。」とこれを生かしておったら大変だということでね、向こうがね王様がねもう蹴ったり叩いたりとっても懲らしめよったらしい、それをね親が聞いてね、「自分はもうあそこで勤まらんから、家に帰って来るよう。」とその子供がいったもんだから、親がさ、「これはけしからん、自分でね向こうが雇ってそんなにするぐらいなら、家の子は自分で産んだ子だから私が家連れて来てね、殺す。」てもう本当に刀に手をかけるぐらいなっていたって、いえばねいいねぇ百姓辺りからね偉い人が出たらどんなことするか分からんと、向こうは自分が頭が上がらんようなこと考えていたんでしょうね、それでね、「自分わぁが殺すよう。」ていってからね、親がさ家連れて戻ったらしいそれでね、カニヒャー(枕木)て分かるかなぁ、今分からんはずねあの枕木をこう並べてさ、その枕木の上にね足も手も一緒に縛ってね動かんようにこうして苦しめて殺すようによ、なまなまとその首斬ってあそこのするみたいに殺さないでしょう親がは、だから、「手かけられんから。」といって、「もうどうなろうとおまえは苦しんで死ね。」ということで牢屋込めしてね、すの枕木の上に座らしてあったらしい、してもう御飯も食べさせんでよちゃあ苦しみさぁそのまま死んだらしいね、このこの悪な心はね自分達の門中とね今はもう何ていうかなぁ、門中さ今門中の何ていうかなぁそのね、その人方に皆相談あってねこんなして苦しめて殺すということは残念ていうことで、でもこれは私がつくった子、私が産んだ子だからどうしてもこういう方法しかない、生かしておいたらねこういう人は田舎もんしてから結局生かしておいてはこっちの方に頭が上がらんということで、もう向こうは刀を掛けるようになってはいけないということでね、そうしたわけさでそれが残酷でね家のお祖父がいうにはよ今のお父さんがいうにはね、これは残酷でね自分達の身内からこうやって死んだ人がこういう偉い人が出ていたのに、これ本当いえばねライト兄弟よか先だって、安里のね飛び安里のあれってライト兄弟やか年数からすれば先出ていたみたいこういうことは、だけど向こうにあんなさしてこっちの方にあんな田舎もん出来たってことはこっちの恥だからてことで、どうしても生かしておけないってことでね殺すようにしたってそれを家のお父さんから聞いた。
全体の記録時間数 7:49
物語の時間数 7:49
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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