
木田大屋という人が昔、首里の王様に仕えていた。その人は大変頭の切れる人で霊観があったらしい。王様の皇太子が病気になり、この木田大屋を呼んで相談すると、木田は「方々の御嶽などを拝むとよくなる」と言った。その通りにすると王子の病気が治った。木田はそれから王様に可愛がられたので、他の家来達が妬み、この木田を死刑にやろうと悪い考えをおこした。一匹のネズミを見えないように箱の中に入れて「何匹いるか」と聞くと、「3匹いる」と木田は答えた。他の人は1匹しか入れてなかったので、「この人は嘘つきだ」と王様に言うと、王様は怒って「死刑にしなさい」と言った。この木田が死刑場に連れて行った後で、箱の蓋を取って見るとネズミは子供を産んでおり、合計3匹になっていた。それを聞いた王様は死刑執行を止めさせるのに早馬を使ったが、首をうたれ死んだ後だった。王様は大変悲しみ、自分が悪かった。木田を玉御殿の真中に葬った。この木田の子孫が南風原の翁長という人になる。
| レコード番号 | 47O377344 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C296 |
| 決定題名 | 木田大時(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 照屋善徳 |
| 話者名かな | てるやぜんとく |
| 生年月日 | 19171125 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 南風原町神里 |
| 記録日 | 19850317 |
| 記録者の所属組織 | 南風原町口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 南風原町T43A15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 木田大屋,首里の王様,大変頭の切れる人,霊観,王様の皇太子が病気,御嶽,の家来達が妬む,死刑,一匹のネズミ,箱の中,3匹いる,玉御殿,南風原の翁長 |
| 梗概(こうがい) | 木田大屋という人が昔、首里の王様に仕えていた。その人は大変頭の切れる人で霊観があったらしい。王様の皇太子が病気になり、この木田大屋を呼んで相談すると、木田は「方々の御嶽などを拝むとよくなる」と言った。その通りにすると王子の病気が治った。木田はそれから王様に可愛がられたので、他の家来達が妬み、この木田を死刑にやろうと悪い考えをおこした。一匹のネズミを見えないように箱の中に入れて「何匹いるか」と聞くと、「3匹いる」と木田は答えた。他の人は1匹しか入れてなかったので、「この人は嘘つきだ」と王様に言うと、王様は怒って「死刑にしなさい」と言った。この木田が死刑場に連れて行った後で、箱の蓋を取って見るとネズミは子供を産んでおり、合計3匹になっていた。それを聞いた王様は死刑執行を止めさせるのに早馬を使ったが、首をうたれ死んだ後だった。王様は大変悲しみ、自分が悪かった。木田を玉御殿の真中に葬った。この木田の子孫が南風原の翁長という人になる。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |