鬼餅由来(共通語)

概要

首里の金城に兄妹がいた。兄は人の肉を食べる野蛮な人だと世間で噂されていたので、大里の洞窟に住むようになった。噂を聞いた妹はそれを確かめるために子供を連れて兄の所に行った。洞窟の中にはナベが置かれてその中に人間の骨がったので、妹はびっくりして帰ろうとした。そこへ兄は帰って来て大変喜び妹に御馳走を作ってあげるというが、妹は恐くなりトイレに行きたいと言う。兄は妹が逃げると悟り子供を預かると言うが、人見知りをするので一緒にトイレに連れて行く。その代わりロープを手にくくりトイレに行った。しばらくしても戻って来ないので、見に行くとロープはトイレの側の木にくくられていた。急いで追いかけたが、捕まえることはできなかった。妹は家に帰り、今度はどうすればよいか考え、兄が餅を好きなことを思い出して餅を作り兄の所へ持って行った。そして二人で餅を食べるために洞窟の上に登り、妹は子供を連れているので兄の方が崖の近くに座って下さいと言われた。そして兄はカーサ餅の、妹は普通の餅を食べ始めた。兄は沢山餅を食べお腹が膨らみ苦しそうにしていたので、妹は着物を脱いで兄に見せた。兄は珍しそうに「お前は上にも下にも口があるなー」と言ったので、妹は「上は餅を喰う口、下は鬼を喰う口」と答えて、崖の下に落とした。そのことを聞いた首里の王様はその日をムーチーの日と決めた。

再生時間:8:44

民話詳細DATA

レコード番号 47O377281
CD番号 47O37C293
決定題名 鬼餅由来(共通語)
話者がつけた題名 鬼餅由来
話者名 大城豊助
話者名かな おおしろほうすけ
生年月日 19111023
性別
出身地 南風原町神里
記録日 19850317
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T41A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 首里の金城,兄妹,兄は人の肉を食べる野蛮な人,大里の洞窟,ナベ,人間の骨,妹に御馳走,トイレ,子供,ロープ,餅,崖,上は餅を喰う口,下は鬼を喰う口,ムーチーの日
梗概(こうがい) 首里の金城に兄妹がいた。兄は人の肉を食べる野蛮な人だと世間で噂されていたので、大里の洞窟に住むようになった。噂を聞いた妹はそれを確かめるために子供を連れて兄の所に行った。洞窟の中にはナベが置かれてその中に人間の骨がったので、妹はびっくりして帰ろうとした。そこへ兄は帰って来て大変喜び妹に御馳走を作ってあげるというが、妹は恐くなりトイレに行きたいと言う。兄は妹が逃げると悟り子供を預かると言うが、人見知りをするので一緒にトイレに連れて行く。その代わりロープを手にくくりトイレに行った。しばらくしても戻って来ないので、見に行くとロープはトイレの側の木にくくられていた。急いで追いかけたが、捕まえることはできなかった。妹は家に帰り、今度はどうすればよいか考え、兄が餅を好きなことを思い出して餅を作り兄の所へ持って行った。そして二人で餅を食べるために洞窟の上に登り、妹は子供を連れているので兄の方が崖の近くに座って下さいと言われた。そして兄はカーサ餅の、妹は普通の餅を食べ始めた。兄は沢山餅を食べお腹が膨らみ苦しそうにしていたので、妹は着物を脱いで兄に見せた。兄は珍しそうに「お前は上にも下にも口があるなー」と言ったので、妹は「上は餅を喰う口、下は鬼を喰う口」と答えて、崖の下に落とした。そのことを聞いた首里の王様はその日をムーチーの日と決めた。
全体の記録時間数 8:47
物語の時間数 8:44
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP