
昔、屋良村に仲の悪い兄弟がいた。そして、屋良ムルチの近くに畑を持っていたが、いつも朝になると畑が喰い荒らされていた。これはそのままには出来ないと思い、六尺棒を持って退治しに行った。すると大きな鰻が麦を食い荒らして言った。それで持ってきた六尺棒でめったうちにして殺してしまった。人を殺してしまったと思いこんだその人は、大変なことをしてしまったと思い、とても親しくしていた友達に「いっしょに死体を片付けてほしい。」と言ったところ、「人殺しの手伝いはできない。」と断られてしまう。仕方なく仲の悪かった兄弟に頼んだところ「それは仕方がない。」手伝ってくれることになった。そこで一緒に畑に行って死体を確認してみたところ、それはとても大きな鰻だった。その鰻を持って帰り、色々な人にふるまっていたところ、仲の良かった友達も現れたが一切れも鰻をあげなかったという。
| レコード番号 | 47O361422 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C053 |
| 決定題名 | 兄弟の仲直り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 小波津武 |
| 話者名かな | こはつたけし |
| 生年月日 | 19050126 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字小波津 |
| 記録日 | 19820216 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 星マークB24 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P79 |
| キーワード | 屋良村,兄弟,屋良ムルチ,鰻 |
| 梗概(こうがい) | 昔、屋良村に仲の悪い兄弟がいた。そして、屋良ムルチの近くに畑を持っていたが、いつも朝になると畑が喰い荒らされていた。これはそのままには出来ないと思い、六尺棒を持って退治しに行った。すると大きな鰻が麦を食い荒らして言った。それで持ってきた六尺棒でめったうちにして殺してしまった。人を殺してしまったと思いこんだその人は、大変なことをしてしまったと思い、とても親しくしていた友達に「いっしょに死体を片付けてほしい。」と言ったところ、「人殺しの手伝いはできない。」と断られてしまう。仕方なく仲の悪かった兄弟に頼んだところ「それは仕方がない。」手伝ってくれることになった。そこで一緒に畑に行って死体を確認してみたところ、それはとても大きな鰻だった。その鰻を持って帰り、色々な人にふるまっていたところ、仲の良かった友達も現れたが一切れも鰻をあげなかったという。 |
| 全体の記録時間数 | 2:41 |
| 物語の時間数 | 2:31 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |