猿長者(シマグチ)

概要

昔、ある所に、長者の家と貧乏人の家が並んでいた。大みそかの晩に、乞食が長者の家にものごいに行くと「きょうという日に縁起が悪い。」と、そこから追い出されてしまったそこで乞食は貧乏者の家に「何か食べさせてくれ。」と言うと、「私達は貧乏で何もないですよ。だから二人で今、火正月をしている所ですけど、貴方も一緒にあたたまって行って下さい。」と、その人を温かく迎え入れた。すると、この乞食が鍋に御馳走を作り、年を越した。(元旦に)若水を汲ませて、それで、貧乏者を浴びさせると二人とも17、8の頃に若返っていた。その後、長者の家に年周りに行くと「お前達は誰だ。」というので前の家の者だと言うと「何故お前達はこのように若くなっているのか。」と聞かれたので、その理由を教えると、その長者はその乞食を探してきて、お願いして若水を浴びると、猿になってしまった。それで貧乏人が長者の家に住むとそこの家の黒石に座っているのでどうしようかと悩んでいる所にその乞食が来て「黒石を焼いておけ。」と教えた。そのようにしておくと、翌日来た猿は焼かれた黒石の上に座ったので、尻をやけどして尻が赤くなったという。

再生時間:3:16

民話詳細DATA

レコード番号 47O361389
CD番号 47O36C052
決定題名 猿長者(シマグチ)
話者がつけた題名 猿の尻が赤い訳
話者名 新垣孫栄
話者名かな 新垣孫栄
生年月日 19070705
性別
出身地 沖縄県中城村和宇慶
記録日 19870216
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 星マークA18
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P101
キーワード 猿長者,貧乏人,大みそか,若水,猿,金持ち,乞食
梗概(こうがい) 昔、ある所に、長者の家と貧乏人の家が並んでいた。大みそかの晩に、乞食が長者の家にものごいに行くと「きょうという日に縁起が悪い。」と、そこから追い出されてしまったそこで乞食は貧乏者の家に「何か食べさせてくれ。」と言うと、「私達は貧乏で何もないですよ。だから二人で今、火正月をしている所ですけど、貴方も一緒にあたたまって行って下さい。」と、その人を温かく迎え入れた。すると、この乞食が鍋に御馳走を作り、年を越した。(元旦に)若水を汲ませて、それで、貧乏者を浴びさせると二人とも17、8の頃に若返っていた。その後、長者の家に年周りに行くと「お前達は誰だ。」というので前の家の者だと言うと「何故お前達はこのように若くなっているのか。」と聞かれたので、その理由を教えると、その長者はその乞食を探してきて、お願いして若水を浴びると、猿になってしまった。それで貧乏人が長者の家に住むとそこの家の黒石に座っているのでどうしようかと悩んでいる所にその乞食が来て「黒石を焼いておけ。」と教えた。そのようにしておくと、翌日来た猿は焼かれた黒石の上に座ったので、尻をやけどして尻が赤くなったという。
全体の記録時間数 3:36
物語の時間数 3:16
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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