
これは、あんたたち聞いた覚えはない。与那国ぬマヤー小ぬ、鼠騙する猫小ぬ、歌があるさ。与那国ぬマヤー小や、鼠騙ちゃる何とか何とかという踊りもあるさ。これ王朝時代の話だ。与那国に大川という親祖父母のお爺さんがおったそうだ。この爺さんは一人者で毎日山に薪を取りに行った。ある日薪を取っていると、どこかで猫が悲しそうに鳴いているので、爺さんは辺りを見渡すと一匹の猫が岩に尻尾を挟まれて、尻尾を挟まれてね、挟まれて鳴いていたそうです。後は爺さんは可愛そうに思って、そっと尻尾を外してやると、猫はニャーと一声鳴いて、どこかへ行って消えてしまったそうです。それで爺さんは薪を取って、家に帰ってみると、さっき助けた猫が爺さんを見たら、近づいて行って、頬ずりをしてやっていたので、爺さんは追い払うわけにはいかないので、一緒に暮らしたそうです。それで、爺さんはある日、税金ね、昔、上納物といって、上納物を納めに行ったって。戦前はお金じゃなくて、上納物は穀物、お米とか麦とか、豆とか、これを納めたから、この上納物を運ぶ役目を授かってね、船に乗って八重山、与那国から八重山に運ぶ役目を授かって、船に乗って、少し沖へ行くと猫が、その飼った猫が現れてね、爺さんはびっくりして、猫が船に乗ると、縁起が悪いって主人の後を追ったら縁起が悪いといって、爺さんは驚いてね、懐に入れてお家に持って行って、懐に入れてお家に持って行って、それで、戸も閉めて鍵も閉めて、それでまた船に戻ったそうです。そうすると、もうずっと奥に行ってから、この猫が現れてよ、もう来たらどうしようもない、それで、もう爺さんは懐に入れて、上納物を八重山まで届ける途中絶対に懐から出さないで、懐に閉まっておいて、そして、上納物を納めてやっと納めたので、安心して帰るときにはこの猫も一緒に帰って来て、あの人はもうちゃんと届けることができたそうです。それで、そのことが殿様に入って、こうして城の米蔵の番人を、殿様からお遣いが来たので、爺さんは喜んで引受けることにしたそうです。しかし、城についたら、猫がいなくなったので、家臣を通じて、そのことを王様に申し上げたら殿様はお笑いになられて、猫はみんなのところに来られているから、心配しないで、家臣に言われたそうです。それで、また、その家臣はまた、この爺さんのところに米蔵に行ってみたら、爺さんのところに、猫は爺さんのところに戻って来ていたそうです。持って行った猫が、箱に入れて、御城なかい、中城。もうずっと、これは王朝時代の話ですよ。城に箱に入れて、持って行ったけど、王様に見せようといったら、もういなくなって、もうどこでどうしたのか、分からないで、また、爺さんのところに帰って行ったそうです。それで、もうこれではいけないから、爺さんも猫も一緒に城に連れて来るようにと、家臣に行ったそうです。それで、それで殿様は爺さんも一緒に連れて来るようにといいつけたって。それで、爺さんは筑登之と言ったら、今の何になるかな、門番かな。方言よ、筑登之、首里の方ならよくわかるはずよ。筑登之というのは門番じゃないかなぁ。ずっと下の平役ね、もう年寄りだから、そうじゃないかなぁと思う。ずっと下門番とか、この筑登之とかいいよった。これの上じゃないかな、門番の少し上じゃないかな。それで、爺さんは筑登之の位を授かり、猫は城の米蔵の番とぅをして、城務めになったそうです。はい、おわり。
| レコード番号 | 47O361317 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C050 |
| 決定題名 | 与那国のマヤーグヮー由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 玉那覇ツル |
| 話者名かな | たまなはつる |
| 生年月日 | 19230310 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字我謝 |
| 記録日 | 19900625 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町補足調査2班T50A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 与那国,薪拾い,猫,上納,八重山,恩返し,倉 |
| 梗概(こうがい) | これは、あんたたち聞いた覚えはない。与那国ぬマヤー小ぬ、鼠騙する猫小ぬ、歌があるさ。与那国ぬマヤー小や、鼠騙ちゃる何とか何とかという踊りもあるさ。これ王朝時代の話だ。与那国に大川という親祖父母のお爺さんがおったそうだ。この爺さんは一人者で毎日山に薪を取りに行った。ある日薪を取っていると、どこかで猫が悲しそうに鳴いているので、爺さんは辺りを見渡すと一匹の猫が岩に尻尾を挟まれて、尻尾を挟まれてね、挟まれて鳴いていたそうです。後は爺さんは可愛そうに思って、そっと尻尾を外してやると、猫はニャーと一声鳴いて、どこかへ行って消えてしまったそうです。それで爺さんは薪を取って、家に帰ってみると、さっき助けた猫が爺さんを見たら、近づいて行って、頬ずりをしてやっていたので、爺さんは追い払うわけにはいかないので、一緒に暮らしたそうです。それで、爺さんはある日、税金ね、昔、上納物といって、上納物を納めに行ったって。戦前はお金じゃなくて、上納物は穀物、お米とか麦とか、豆とか、これを納めたから、この上納物を運ぶ役目を授かってね、船に乗って八重山、与那国から八重山に運ぶ役目を授かって、船に乗って、少し沖へ行くと猫が、その飼った猫が現れてね、爺さんはびっくりして、猫が船に乗ると、縁起が悪いって主人の後を追ったら縁起が悪いといって、爺さんは驚いてね、懐に入れてお家に持って行って、懐に入れてお家に持って行って、それで、戸も閉めて鍵も閉めて、それでまた船に戻ったそうです。そうすると、もうずっと奥に行ってから、この猫が現れてよ、もう来たらどうしようもない、それで、もう爺さんは懐に入れて、上納物を八重山まで届ける途中絶対に懐から出さないで、懐に閉まっておいて、そして、上納物を納めてやっと納めたので、安心して帰るときにはこの猫も一緒に帰って来て、あの人はもうちゃんと届けることができたそうです。それで、そのことが殿様に入って、こうして城の米蔵の番人を、殿様からお遣いが来たので、爺さんは喜んで引受けることにしたそうです。しかし、城についたら、猫がいなくなったので、家臣を通じて、そのことを王様に申し上げたら殿様はお笑いになられて、猫はみんなのところに来られているから、心配しないで、家臣に言われたそうです。それで、また、その家臣はまた、この爺さんのところに米蔵に行ってみたら、爺さんのところに、猫は爺さんのところに戻って来ていたそうです。持って行った猫が、箱に入れて、御城なかい、中城。もうずっと、これは王朝時代の話ですよ。城に箱に入れて、持って行ったけど、王様に見せようといったら、もういなくなって、もうどこでどうしたのか、分からないで、また、爺さんのところに帰って行ったそうです。それで、もうこれではいけないから、爺さんも猫も一緒に城に連れて来るようにと、家臣に行ったそうです。それで、それで殿様は爺さんも一緒に連れて来るようにといいつけたって。それで、爺さんは筑登之と言ったら、今の何になるかな、門番かな。方言よ、筑登之、首里の方ならよくわかるはずよ。筑登之というのは門番じゃないかなぁ。ずっと下の平役ね、もう年寄りだから、そうじゃないかなぁと思う。ずっと下門番とか、この筑登之とかいいよった。これの上じゃないかな、門番の少し上じゃないかな。それで、爺さんは筑登之の位を授かり、猫は城の米蔵の番とぅをして、城務めになったそうです。はい、おわり。 |
| 全体の記録時間数 | 8:13 |
| 物語の時間数 | 6:21 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |