
これは私たちも見たわけではないけど、まあ年寄りから聞いた話だけどね。あるところに非常にマジムンどころがあったみたいさ。そうして、このマジムンというのは生きている人が歩くと必ず邪魔しよったみたいね。シチマジムンというたら、人にでも変わり者にシチマジムンのようだというさね。もうこのシチマジムンと言ったらマジムンの中でも非常に悪い方で、人の邪魔しよったわけね。このシチマジムは天と同じ高さぐらいになって虹のようにしてからに、細長くして待ち受けておって、人間を覆い隠すほどのものであったってよ。そうして、これはシチマジムンであるさって分かったから、「お前がいかなるどんな物であっても、お前が私の高さになれるわけないよ。」と言ったらしいですね。そしたら、このシチマジムは次第次第に小さくなって短くなりよったって。そしたからこの人は、「お前、物分かりがいいというから私が手広げれば掌に乗れるって言うなら桃のようにしてごらん。」そしたから、言う通りに桃のようになって掌に乗ると、「とぉ、よかった。」と言ってからにパクと食べたからもうこのときからはいなくなっていたっての話だよ。これがシチマジムンの話だよ。これはね、私が聞いた話は、今のね、何団地かな、津花波と小橋川の境界にあるところは、昔は大変寂しいところだったよ。そこは夕方なると草刈る人もいないというぐらい恐ろしかったって。今は人が多くてマジムンは逃げよったはずだけどよ。
| レコード番号 | 47O361064 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C037 |
| 決定題名 | 西原大団地のシチマジムン(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 呉屋幸夫 |
| 話者名かな | ごやゆきお |
| 生年月日 | 19130502 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字上原 |
| 記録日 | 19830813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字上原調査3班T38A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P522 |
| キーワード | シチマジムン,団地,津花波,小橋川 |
| 梗概(こうがい) | これは私たちも見たわけではないけど、まあ年寄りから聞いた話だけどね。あるところに非常にマジムンどころがあったみたいさ。そうして、このマジムンというのは生きている人が歩くと必ず邪魔しよったみたいね。シチマジムンというたら、人にでも変わり者にシチマジムンのようだというさね。もうこのシチマジムンと言ったらマジムンの中でも非常に悪い方で、人の邪魔しよったわけね。このシチマジムは天と同じ高さぐらいになって虹のようにしてからに、細長くして待ち受けておって、人間を覆い隠すほどのものであったってよ。そうして、これはシチマジムンであるさって分かったから、「お前がいかなるどんな物であっても、お前が私の高さになれるわけないよ。」と言ったらしいですね。そしたら、このシチマジムは次第次第に小さくなって短くなりよったって。そしたからこの人は、「お前、物分かりがいいというから私が手広げれば掌に乗れるって言うなら桃のようにしてごらん。」そしたから、言う通りに桃のようになって掌に乗ると、「とぉ、よかった。」と言ってからにパクと食べたからもうこのときからはいなくなっていたっての話だよ。これがシチマジムンの話だよ。これはね、私が聞いた話は、今のね、何団地かな、津花波と小橋川の境界にあるところは、昔は大変寂しいところだったよ。そこは夕方なると草刈る人もいないというぐらい恐ろしかったって。今は人が多くてマジムンは逃げよったはずだけどよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:45 |
| 物語の時間数 | 3:13 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | × |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |