
この石は、城の花鉢を飾る石ではなかったかなぁと思うんですが。もう幸地城がなくなったから、この石をですね、全部首里城に運ばしたわけ。だけど、まあひとつだけ残った石がね、新宮平の屋敷に隠してあったのか、転がって行ったのか、はっきりはわからないんだが、埋まっていたって。そして、ここに祟りが起こるんですよ。もう代わる代わる病気をしたりしたって。そうしているときに終戦当時、部落内の排水工事をやったら、そのときに、この石が出てきていたって。これは本当は首里城に届けるべきの石だったけども、残した石があったわけですね。この石はあんまり上等な石だから新宮平の屋敷に隠したのかもしれないね。これは、はっきりわからないがね。そして、この新宮平に起こる祟りは、この石からきているな、これは間違いないなぁとわかったのはね、この石を下高門の人が、「いい石だなぁ。」と言って屋敷に入れておこうとしたから、またあっちに祟りがきたって。それでね、この石を前高門のトラック置き場に出したら、ちょうどこの石が旧の三日と十五日には真ん中だけが蛍みたいにピカピカとか光わけよ。もう満月と十五日毎に月光ということでね、光ったから前の区長さんがもう、しからさーして、「これは調べてもらったほうがいいんじゃないか。」ということでね、大学の先生が来られて調べたところ、この石は支那から来た石で、この石の名はビージルというふうになっているということを聞かされたんだよ。だけどもうこの石はとても大きいから、まあ、二百キロ近いんじゃないかな。それでもうどうすることもできないから、私が区長していたときですからね、もうこれは大変だということで、自分で公民館に持って行って、自分で拝んでいました。それから、児童公園に持って行って昔のサーター車の側に置いてあるんだよ。今は何事もないんだが、そういう日もありました。もう、これは元々は幸地城の石だったからですね、幸地城の按司のまあ怨念じゃないけど、何かがあってですね、結局、後々の人を祟ったという話ですね。こういう怖い話も今残されていますよ。これは伝え話というよりは、戦後の話ですからはっきりしたことですよ。
| レコード番号 | 47O361014 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C036 |
| 決定題名 | 幸地城の石の祟り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那嶺誠栄幸 |
| 話者名かな | よなみねえいこう |
| 生年月日 | 19240417 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字幸地 |
| 記録日 | 19830813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字幸地調査班T35B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | お年寄りから聞いた |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P381 |
| キーワード | 石,新宮平,幸地,幸地城,石 |
| 梗概(こうがい) | この石は、城の花鉢を飾る石ではなかったかなぁと思うんですが。もう幸地城がなくなったから、この石をですね、全部首里城に運ばしたわけ。だけど、まあひとつだけ残った石がね、新宮平の屋敷に隠してあったのか、転がって行ったのか、はっきりはわからないんだが、埋まっていたって。そして、ここに祟りが起こるんですよ。もう代わる代わる病気をしたりしたって。そうしているときに終戦当時、部落内の排水工事をやったら、そのときに、この石が出てきていたって。これは本当は首里城に届けるべきの石だったけども、残した石があったわけですね。この石はあんまり上等な石だから新宮平の屋敷に隠したのかもしれないね。これは、はっきりわからないがね。そして、この新宮平に起こる祟りは、この石からきているな、これは間違いないなぁとわかったのはね、この石を下高門の人が、「いい石だなぁ。」と言って屋敷に入れておこうとしたから、またあっちに祟りがきたって。それでね、この石を前高門のトラック置き場に出したら、ちょうどこの石が旧の三日と十五日には真ん中だけが蛍みたいにピカピカとか光わけよ。もう満月と十五日毎に月光ということでね、光ったから前の区長さんがもう、しからさーして、「これは調べてもらったほうがいいんじゃないか。」ということでね、大学の先生が来られて調べたところ、この石は支那から来た石で、この石の名はビージルというふうになっているということを聞かされたんだよ。だけどもうこの石はとても大きいから、まあ、二百キロ近いんじゃないかな。それでもうどうすることもできないから、私が区長していたときですからね、もうこれは大変だということで、自分で公民館に持って行って、自分で拝んでいました。それから、児童公園に持って行って昔のサーター車の側に置いてあるんだよ。今は何事もないんだが、そういう日もありました。もう、これは元々は幸地城の石だったからですね、幸地城の按司のまあ怨念じゃないけど、何かがあってですね、結局、後々の人を祟ったという話ですね。こういう怖い話も今残されていますよ。これは伝え話というよりは、戦後の話ですからはっきりしたことですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 6:40 |
| 物語の時間数 | 3:00 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |