尚巴志(シマグチ)

概要

佐敷の小按司は離島の人で、父親が病人であった。よく中城湾に来て佐敷を根拠にして漁をしてそこに住みついた。生まれたのが佐敷小按司で、大城按司の婿になってあの当時は大城按司と平定していた。戦争をして中山をうつときはどうしていたか知らないが、中山王になって統一した。中山は力では統一できず、これからは知恵であるといつも考えていた。その時、南山王から金の屏風があったらしい。それを欲しがって再三使者を出した。第一尚巴志は一つの条件と交換した。嘉手苅の川と交換し、この川をせき止めると民間の洗濯に使わせず、田園にも水を流さないので飢饉になった。南山王に農民は反発した。あの当時は農民は何も出来ないのでどこからか力のある者をと思っていたらちょうど中山から攻めてきた。私たちが攻めるから(中山から)あなた達を(農民)平和な暮らしにしてあげるから南山を攻める時、私達に力を貸してくれと言う。「私達は道具もないのに何か手助けできるか。」と農民が言うと「私たちの言うとおりにしたらいい。私達は道具を持って戦うからあなた達は私達が攻める日に松明をもって明るくしたらいい。」という。そして中山から攻めてきた。太鼓で合図すると同時に火をつけて出ると南山の王は「戦士が来た。」と騒いだ。南山王はびっくりして見ると敵は松明をもっていた。多くは首里からの兵隊だと思って戦った。逃げようとするとき倒れていた南山の兵隊を抱き上げるとトラモー(南山王)で「とてものどが渇いている。」と言う。嘉手苅の川の水を汲んで飲ませると大きく溜息をついて元気になった。あなたはその水がわかると言うと(南山王は)わからんと答える。「これは嘉手苅の水だよ。」と教えると「私はこの水に助けられたんだね。」と言った。

再生時間:10:06

民話詳細DATA

レコード番号 47O360769
CD番号 47O36C027
決定題名 尚巴志(シマグチ)
話者がつけた題名 佐敷の小按司
話者名 仲宗根精恵
話者名かな なかそねせいけい
生年月日 19160404
性別
出身地 沖縄県西原町字翁長
記録日 19820218
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字翁長調査02班9班T26B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情 お祝いの時集まって先輩から聞いた
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P572
キーワード 佐敷の小按司,尚巴志,中山,統一,琉球,南山,嘉手苅,金の屏風,川,水,
梗概(こうがい) 佐敷の小按司は離島の人で、父親が病人であった。よく中城湾に来て佐敷を根拠にして漁をしてそこに住みついた。生まれたのが佐敷小按司で、大城按司の婿になってあの当時は大城按司と平定していた。戦争をして中山をうつときはどうしていたか知らないが、中山王になって統一した。中山は力では統一できず、これからは知恵であるといつも考えていた。その時、南山王から金の屏風があったらしい。それを欲しがって再三使者を出した。第一尚巴志は一つの条件と交換した。嘉手苅の川と交換し、この川をせき止めると民間の洗濯に使わせず、田園にも水を流さないので飢饉になった。南山王に農民は反発した。あの当時は農民は何も出来ないのでどこからか力のある者をと思っていたらちょうど中山から攻めてきた。私たちが攻めるから(中山から)あなた達を(農民)平和な暮らしにしてあげるから南山を攻める時、私達に力を貸してくれと言う。「私達は道具もないのに何か手助けできるか。」と農民が言うと「私たちの言うとおりにしたらいい。私達は道具を持って戦うからあなた達は私達が攻める日に松明をもって明るくしたらいい。」という。そして中山から攻めてきた。太鼓で合図すると同時に火をつけて出ると南山の王は「戦士が来た。」と騒いだ。南山王はびっくりして見ると敵は松明をもっていた。多くは首里からの兵隊だと思って戦った。逃げようとするとき倒れていた南山の兵隊を抱き上げるとトラモー(南山王)で「とてものどが渇いている。」と言う。嘉手苅の川の水を汲んで飲ませると大きく溜息をついて元気になった。あなたはその水がわかると言うと(南山王は)わからんと答える。「これは嘉手苅の水だよ。」と教えると「私はこの水に助けられたんだね。」と言った。
全体の記録時間数 10:24
物語の時間数 10:06
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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