稲福婆(シマグチ)

概要

昔、棚原の祝女殿内の上の御嶽に稲福婆という人がいて、その神様は西原村の我謝のカンジャ大主という人が与那原の按司の土地に魚とりにいったら、東の海から、海の中になげだされた人の入った箱がこの人の前に浮かんできた。カンジャ大主がすくいあげてみてあけてみると、妊娠している人が入っていて、この箱には貝がくっついているけど、人だけをすくいあげて、カンジャ大主が、浜の池にいって足を洗ってあげて、また次は、頭を我謝のユブシ井にいって洗ってやった。「私は棚原の国元にいって育てることができるのだ。」といった。それでカンジャ大主が棚原の祝女殿内の上の御嶽に家住まいさせていた。長い間みることができなかった神々がよってきて、ここで棚原の世をたてようといってまた次々と四方八方から世を作る神々がいらして、祝女殿内で、踊ったり歌ったりしてこの人は棚原の祝女神の一番最初の神様だという。そしてこの人が世を去られて葬式をしてティサーのお墓に埋葬したが、洗骨をしにといって、棚原の人がいってみて、箱をあけてみると遺骨がなくなっていたので、「この人は神だったのだ。」といってめずらしがった。そしてこの墓の名はガマディラともいい、ティサーお墓とも名がついている。

再生時間:4:20

民話詳細DATA

レコード番号 47O360624
CD番号 47O36C022
決定題名 稲福婆(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 宮里善徳
話者名かな みやざとぜんとく
生年月日 19070918
性別
出身地 沖縄県西原町字棚原
記録日 19820217
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字棚原調査班T20B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P430
キーワード 稲福婆,祝女殿,カンジャ大主,神,箱,海
梗概(こうがい) 昔、棚原の祝女殿内の上の御嶽に稲福婆という人がいて、その神様は西原村の我謝のカンジャ大主という人が与那原の按司の土地に魚とりにいったら、東の海から、海の中になげだされた人の入った箱がこの人の前に浮かんできた。カンジャ大主がすくいあげてみてあけてみると、妊娠している人が入っていて、この箱には貝がくっついているけど、人だけをすくいあげて、カンジャ大主が、浜の池にいって足を洗ってあげて、また次は、頭を我謝のユブシ井にいって洗ってやった。「私は棚原の国元にいって育てることができるのだ。」といった。それでカンジャ大主が棚原の祝女殿内の上の御嶽に家住まいさせていた。長い間みることができなかった神々がよってきて、ここで棚原の世をたてようといってまた次々と四方八方から世を作る神々がいらして、祝女殿内で、踊ったり歌ったりしてこの人は棚原の祝女神の一番最初の神様だという。そしてこの人が世を去られて葬式をしてティサーのお墓に埋葬したが、洗骨をしにといって、棚原の人がいってみて、箱をあけてみると遺骨がなくなっていたので、「この人は神だったのだ。」といってめずらしがった。そしてこの墓の名はガマディラともいい、ティサーお墓とも名がついている。
全体の記録時間数 4:49
物語の時間数 4:20
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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