
薩摩の国から「雄鶏の卵をもってこい。」と御用されたので、沖縄の公儀は「今度の御用は野波さんがおできになる。」といって会議をしたので、モーイの親は「公儀の命令だから行かなければいけない。」と家に帰り「私は薩摩の国にこのような卵をもってこいと言われているので行かなければならない。」と言った。野波の子のセイモー、モーイ親方が「お父さんは行かれるな。あなたにはできない。」というと「なぜ子どもができるか。私が行かなければできない。」と。それでお父さんはびっくりして「また大臣方で相談しなければ。」と首里城でまた会議をした。「私のセイモーが「お父さんは行くな。私が行かなければどうすることもできない」と言った。」と言うと他の大臣が「ああ、年も若いのにこのような子どもにはできない。」と言ったが、ある一人の大臣が「ああ、出来るというなら行かせる。御用をとくみこみがあるから行くといっているので行かせなさい。」と大臣たちはそれに決定した。それでモーイは薩摩の国に行くことになった。「参上しました。」と、モーイを(御殿の前に)案内したら子どもなので「おまえは、こどもか。なぜお父さんが来ないでおまえがきたのか。」と聞かれると「父は産気づいたので、私がきました。」というと、「こら、ばか、男が産気づくなんてあるか。」と言い「お前は薩摩の国をバカにしている。」どこに男が子を産むなんてあるか。」と言うと「それなのにあなたたちはおんどりの卵をもってこいというのはどういうわけですか。」と薩摩の国へ御用をおさめ沖縄に帰ってきてほうびを与えた。
| レコード番号 | 47O360614 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C022 |
| 決定題名 | モーイ親方 殿様の難題(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 城間盛次 |
| 話者名かな | しろませいじ |
| 生年月日 | 18921225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字棚原 |
| 記録日 | 19820217 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字棚原調査班T20B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | モーイ親方,殿様の難題,雄鶏の卵,薩摩 |
| 梗概(こうがい) | 薩摩の国から「雄鶏の卵をもってこい。」と御用されたので、沖縄の公儀は「今度の御用は野波さんがおできになる。」といって会議をしたので、モーイの親は「公儀の命令だから行かなければいけない。」と家に帰り「私は薩摩の国にこのような卵をもってこいと言われているので行かなければならない。」と言った。野波の子のセイモー、モーイ親方が「お父さんは行かれるな。あなたにはできない。」というと「なぜ子どもができるか。私が行かなければできない。」と。それでお父さんはびっくりして「また大臣方で相談しなければ。」と首里城でまた会議をした。「私のセイモーが「お父さんは行くな。私が行かなければどうすることもできない」と言った。」と言うと他の大臣が「ああ、年も若いのにこのような子どもにはできない。」と言ったが、ある一人の大臣が「ああ、出来るというなら行かせる。御用をとくみこみがあるから行くといっているので行かせなさい。」と大臣たちはそれに決定した。それでモーイは薩摩の国に行くことになった。「参上しました。」と、モーイを(御殿の前に)案内したら子どもなので「おまえは、こどもか。なぜお父さんが来ないでおまえがきたのか。」と聞かれると「父は産気づいたので、私がきました。」というと、「こら、ばか、男が産気づくなんてあるか。」と言い「お前は薩摩の国をバカにしている。」どこに男が子を産むなんてあるか。」と言うと「それなのにあなたたちはおんどりの卵をもってこいというのはどういうわけですか。」と薩摩の国へ御用をおさめ沖縄に帰ってきてほうびを与えた。 |
| 全体の記録時間数 | 4:44 |
| 物語の時間数 | 4:20 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |