
古屋チルーは山原の生まれで父親は酒飲みで子供が沢山生まれたので、チルーが13才の時に那覇に売られた。北谷に来た時に水たまりに鮒がいっぱいいた。だんだん水がなくなって苦しそうにしていた。チルーが母親に「私は、あの鮒のように苦しい」といったので母親はこれ以上行けなくなってそのまま連れて帰った。二回目に売られる時に比謝橋まで来ると牛盗人が牛を盗んでいた。チルーが「チナジアル 牛ヌ鳴チュラトゥムリ」と言うとこの牛がモーと鳴いた。それで牛の持ち主が来て牛盗人を捕まえた。昔は辻、中島、渡地と遊郭があった。チルーは辻に売られて首里の人(侍)を相手にしていた。27才の頃、 病の人に呼ばれて主人が「今日はクラシンウチャクだから」というと「あなたは金が大切なのか、客が大切なのか」と言って舌を噛み切って死んだ。死んだのでチルーの骨を田舎に持って帰る時、首里を通って与那原から山原船に乗って山原に行くのだが、途中のウチャヤ御殿の前で三味線を弾いて歌を歌っている客が「シジーディー」までうたうがその後が出なかった。チルーは骨になって木にさげられていたが「シジディ ウチャガイル ウチャヤウドゥン」とうたった与那原まで来たので骨を持っている人がデイゴの木にさげて休んでタバコを吸ったが、そのさげてあった所に火(火玉)が出る。この火は私(話者)が25歳頃まで出た。この木に魂がついている。
| レコード番号 | 47O360059 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C004 |
| 決定題名 | 吉屋チルー 身売り 死 死人の歌(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 泉川寛三 |
| 話者名かな | いずみかわかんぞう |
| 生年月日 | 19030310 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町仲伊保 |
| 記録日 | 19820219 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字兼久調査12班T03B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 吉屋チルー,身売り,辻,比謝橋,遊郭 |
| 梗概(こうがい) | 古屋チルーは山原の生まれで父親は酒飲みで子供が沢山生まれたので、チルーが13才の時に那覇に売られた。北谷に来た時に水たまりに鮒がいっぱいいた。だんだん水がなくなって苦しそうにしていた。チルーが母親に「私は、あの鮒のように苦しい」といったので母親はこれ以上行けなくなってそのまま連れて帰った。二回目に売られる時に比謝橋まで来ると牛盗人が牛を盗んでいた。チルーが「チナジアル 牛ヌ鳴チュラトゥムリ」と言うとこの牛がモーと鳴いた。それで牛の持ち主が来て牛盗人を捕まえた。昔は辻、中島、渡地と遊郭があった。チルーは辻に売られて首里の人(侍)を相手にしていた。27才の頃、 病の人に呼ばれて主人が「今日はクラシンウチャクだから」というと「あなたは金が大切なのか、客が大切なのか」と言って舌を噛み切って死んだ。死んだのでチルーの骨を田舎に持って帰る時、首里を通って与那原から山原船に乗って山原に行くのだが、途中のウチャヤ御殿の前で三味線を弾いて歌を歌っている客が「シジーディー」までうたうがその後が出なかった。チルーは骨になって木にさげられていたが「シジディ ウチャガイル ウチャヤウドゥン」とうたった与那原まで来たので骨を持っている人がデイゴの木にさげて休んでタバコを吸ったが、そのさげてあった所に火(火玉)が出る。この火は私(話者)が25歳頃まで出た。この木に魂がついている。 |
| 全体の記録時間数 | 5:50 |
| 物語の時間数 | 5:41 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |