
沖縄の歴史は今から1500年前に生まれた名護の東という百姓の子から始まった。その人が七つの時、どこからかきれいな女が来て門のところに立っていた。それが逃げて行って追っかけたがどこに行ったかわからない。その子が15才になり、寝ていると毎晩同じ夢を見た。東の森で15本の松が植えられているから、その木の下にイモがあるのでそれを掘って酒につけなさいという夢だった。その子は母親に話し、クワで松の木の下を掘ったらイモが一個出てきた。そしてどんどん掘ったら49個のイモが一本の松から出てきた。そのイモを自分の羽織に入れて家に持って帰り洗おうとすると、イモを洗うおけが出てきた。不思議だと思いながらイモを洗い酒につけた。一番目のイモはメーチャーグイ(壺の名)二番目はチョーカーサーグイ(一升瓶)三番目のはトックイ(五合瓶)また、次はカラカラーという風につけていった。そしたら黄色の色が出てきた。また夢で一年の一日の日に杯の一枚くらい飲みなさい、一合は七年間で飲みなさいといった。女の子が生まれたのでその壷は人差指を入れて「カニクー」といった。今でもやる、21才の時その女のところへ行って夫婦になった。この親は78才の時死んだが、名護東の人は120才まで生きた。一番はじめの人が山の木をきれいにといで字を書いた。今帰仁城の子供達の事をみんな書いた。親の寄せ事で九代目の子が生まれたがちゃんと言いつけを守るようにという。三代目、四代目とどんどん伝えていった。「いちの寄せごとや親の宝 」というふうに。それが沖縄のカギヤデ風になった。九代目になったから王様から御用をされた。そしてこの人たちの履歴を板きれに書いて首里城まで送った。しかし、首里城の人達はその字を読みきれないのでこの人はりっぱな人だと思った。それが戸籍だった。れをシナのケンサ(?)にもっていった。それまで一年かかった。そして沖縄の歴史をかいたのは泉川寛栄という人でこの人たちは0年間シナに行って学問をしてきた。当時上はなかったので芭布に灰(木炭)で書いた。それで戸籍を作った。そのため沖縄の歴史は三年かけて移り変わりを書いた。
| レコード番号 | 47O360032 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C002 |
| 決定題名 | 沖縄の歴史(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 泉川寛三 |
| 話者名かな | いずみかわかんぞう |
| 生年月日 | 19030310 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町仲伊保 |
| 記録日 | 19810614 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字兼久調査14班T02B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 90 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 『西原町史 別巻 西原の民話』P613 |
| キーワード | - |
| 梗概(こうがい) | 沖縄の歴史は今から1500年前に生まれた名護の東という百姓の子から始まった。その人が七つの時、どこからかきれいな女が来て門のところに立っていた。それが逃げて行って追っかけたがどこに行ったかわからない。その子が15才になり、寝ていると毎晩同じ夢を見た。東の森で15本の松が植えられているから、その木の下にイモがあるのでそれを掘って酒につけなさいという夢だった。その子は母親に話し、クワで松の木の下を掘ったらイモが一個出てきた。そしてどんどん掘ったら49個のイモが一本の松から出てきた。そのイモを自分の羽織に入れて家に持って帰り洗おうとすると、イモを洗うおけが出てきた。不思議だと思いながらイモを洗い酒につけた。一番目のイモはメーチャーグイ(壺の名)二番目はチョーカーサーグイ(一升瓶)三番目のはトックイ(五合瓶)また、次はカラカラーという風につけていった。そしたら黄色の色が出てきた。また夢で一年の一日の日に杯の一枚くらい飲みなさい、一合は七年間で飲みなさいといった。女の子が生まれたのでその壷は人差指を入れて「カニクー」といった。今でもやる、21才の時その女のところへ行って夫婦になった。この親は78才の時死んだが、名護東の人は120才まで生きた。一番はじめの人が山の木をきれいにといで字を書いた。今帰仁城の子供達の事をみんな書いた。親の寄せ事で九代目の子が生まれたがちゃんと言いつけを守るようにという。三代目、四代目とどんどん伝えていった。「いちの寄せごとや親の宝 」というふうに。それが沖縄のカギヤデ風になった。九代目になったから王様から御用をされた。そしてこの人たちの履歴を板きれに書いて首里城まで送った。しかし、首里城の人達はその字を読みきれないのでこの人はりっぱな人だと思った。それが戸籍だった。れをシナのケンサ(?)にもっていった。それまで一年かかった。そして沖縄の歴史をかいたのは泉川寛栄という人でこの人たちは0年間シナに行って学問をしてきた。当時上はなかったので芭布に灰(木炭)で書いた。それで戸籍を作った。そのため沖縄の歴史は三年かけて移り変わりを書いた。 |
| 全体の記録時間数 | 16:05 |
| 物語の時間数 | 15:37 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |