キジムナー(共通語)

概要

昔のね、野国でこれを僕は見たことがあるんです。家のね、お母さんの兄弟で僕の伯父さんに当たるんだ。この伯父さんが酒好きで、僕は高等科卒業。その前だったですかね。僕らの所から嘉手納いうたら、やがてハンビーくらいありましたよ。夜のね、九時半ぐらいじゃなかったですかね、お父さんに、「酒買ってこい。」と言われて、自分一人また瓶担いでね、嘉手納に酒買いに来よったよ。こういう時にキジムナーに会ってるわけです。九時に、僕は、淋しがって僕一人、酒瓶を下げて行きよったですね。あっちから、明かりつけてくる。明かりには提灯言うと、昔は、「提灯つけやー来よるから、これ大丈夫だねえ。もうあんまり寂しくないねえ。」と思ってね、こっちまで二間ぐらい来たら、これが消えてるわけ。珍しいねえって、「何で今まで明かりつけて来よるのに、どうしてこれがみえなくなったかねえ。」と思ってね、後ろ振り向いたら、あっちからばっと行きよった。これほど、もうこのぐらい小さかったですかね。一メートルまではなかったです。ちっちゃい髪はね、赤デフー、真っ赤みたいなそういうて、こういう記憶が残っておると思いますがね。これだけ自分が見たことだから。しかし、怖がらなかったですよ。明かりが、明かりをつけてくる人がおるから、こんな危ねえと思ったのに、もう一、二間前でなくなってる。珍しいね、誰が来たかってと思ったのに、後ろに振り返ったら、あっちからも行きよる。これだけは、本当、珍しかったですよ。

再生時間:2:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O416333
CD番号 47O41C336
決定題名 キジムナー(共通語)
話者がつけた題名
話者名 町田宗前
話者名かな まちだそうぜん
生年月日 19170624
性別
出身地 嘉手納町野国
記録日 19940919
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 嘉手納TT39A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 30
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 かでなの民話P102
キーワード 酒好き,キジムナー
梗概(こうがい) 昔のね、野国でこれを僕は見たことがあるんです。家のね、お母さんの兄弟で僕の伯父さんに当たるんだ。この伯父さんが酒好きで、僕は高等科卒業。その前だったですかね。僕らの所から嘉手納いうたら、やがてハンビーくらいありましたよ。夜のね、九時半ぐらいじゃなかったですかね、お父さんに、「酒買ってこい。」と言われて、自分一人また瓶担いでね、嘉手納に酒買いに来よったよ。こういう時にキジムナーに会ってるわけです。九時に、僕は、淋しがって僕一人、酒瓶を下げて行きよったですね。あっちから、明かりつけてくる。明かりには提灯言うと、昔は、「提灯つけやー来よるから、これ大丈夫だねえ。もうあんまり寂しくないねえ。」と思ってね、こっちまで二間ぐらい来たら、これが消えてるわけ。珍しいねえって、「何で今まで明かりつけて来よるのに、どうしてこれがみえなくなったかねえ。」と思ってね、後ろ振り向いたら、あっちからばっと行きよった。これほど、もうこのぐらい小さかったですかね。一メートルまではなかったです。ちっちゃい髪はね、赤デフー、真っ赤みたいなそういうて、こういう記憶が残っておると思いますがね。これだけ自分が見たことだから。しかし、怖がらなかったですよ。明かりが、明かりをつけてくる人がおるから、こんな危ねえと思ったのに、もう一、二間前でなくなってる。珍しいね、誰が来たかってと思ったのに、後ろに振り返ったら、あっちからも行きよる。これだけは、本当、珍しかったですよ。
全体の記録時間数 2:50
物語の時間数 2:40
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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