
本部タイファラーは、尚巴志軍がもう攻めようとしてけどあす、あのあそこ《今帰仁城は》攻 めにくいってねえ。もう北山もそうとうなもう勢いのあるもう軍隊であったらしいからよ。で、どうにかしてもうこれは、「頭を使って攻略しないかんなあ。」と思って、すでえ、尚巴志軍がある閣僚に指示してねえ、「裏からまわって、本部タイファラーに接近してねえ、お前が攀安知を討つならねえ、討つならねえ、こっちの連合の連合軍の援護してくれんだったらねえ、先導しての後はねえ、閣僚んにまで上げてねえ、金銀もあげえてねえ、相当もう褒美あげるからようどうにかやってくれんかあ。」っちゅういうもんだからあ、ほいでえ、タイファラーもねえ、そうったらねえ、うもういつももう攀安知にはいつも馬鹿にされておるからねえ、もう、「この際、じゃあ裏切ってやるから。」ちゅうてよう、ほいで、タイファラーはねえ、攀安知にね、「今度はねえ、あんたが行ってえ、そこに戦ってくれ。わしはなああのこっちでまた、応対するから、何するから。」っちってよう、ほでえ攀安知をすかしてねえ、で攀安知をすぐう一線によこしたってよう。ほいでよこしてねえ、ほいで本部タイファラーはねえ、城にすぐ火点けたらしいんだよ。攀安知はまたあ、しぐうそれ見てねえびっくりしてもう撤退してね、その門に入ろうとしたんだよ。そいたら、タイファラーこうしてね、「入る、入れん。」っちって。「あんたは、いつもねえもうワンマンでねえ、人の言うのもあんまり聞かんしね、強情なんだからね、もうあんた入れん。殺してやるから。」ちって、言ったんだがねえ、あべこべにそのう、攀安知がね、刀でえすぐっ二つに切ったらしい。テーファラーのそれが最期なんだよ。
| レコード番号 | 47O416218 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C330 |
| 決定題名 | 本部太原(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 沢岻安徳 |
| 話者名かな | たくしあんとく |
| 生年月日 | 19220826 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町野国 |
| 記録日 | 19940718 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T33A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P261 |
| キーワード | 本部タイファラー,尚巴志軍,北山,攀安知, |
| 梗概(こうがい) | 本部タイファラーは、尚巴志軍がもう攻めようとしてけどあす、あのあそこ《今帰仁城は》攻 めにくいってねえ。もう北山もそうとうなもう勢いのあるもう軍隊であったらしいからよ。で、どうにかしてもうこれは、「頭を使って攻略しないかんなあ。」と思って、すでえ、尚巴志軍がある閣僚に指示してねえ、「裏からまわって、本部タイファラーに接近してねえ、お前が攀安知を討つならねえ、討つならねえ、こっちの連合の連合軍の援護してくれんだったらねえ、先導しての後はねえ、閣僚んにまで上げてねえ、金銀もあげえてねえ、相当もう褒美あげるからようどうにかやってくれんかあ。」っちゅういうもんだからあ、ほいでえ、タイファラーもねえ、そうったらねえ、うもういつももう攀安知にはいつも馬鹿にされておるからねえ、もう、「この際、じゃあ裏切ってやるから。」ちゅうてよう、ほいで、タイファラーはねえ、攀安知にね、「今度はねえ、あんたが行ってえ、そこに戦ってくれ。わしはなああのこっちでまた、応対するから、何するから。」っちってよう、ほでえ攀安知をすかしてねえ、で攀安知をすぐう一線によこしたってよう。ほいでよこしてねえ、ほいで本部タイファラーはねえ、城にすぐ火点けたらしいんだよ。攀安知はまたあ、しぐうそれ見てねえびっくりしてもう撤退してね、その門に入ろうとしたんだよ。そいたら、タイファラーこうしてね、「入る、入れん。」っちって。「あんたは、いつもねえもうワンマンでねえ、人の言うのもあんまり聞かんしね、強情なんだからね、もうあんた入れん。殺してやるから。」ちって、言ったんだがねえ、あべこべにそのう、攀安知がね、刀でえすぐっ二つに切ったらしい。テーファラーのそれが最期なんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:16 |
| 物語の時間数 | 3:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |