
伊江島から、アヒぐゎーが木綿花買いにきてねえ。してえこっちで舟が台風にあたって、舟が崩れたら浜で倒れているのをこのう、ハンドーぐゎー親子で助けたらしいさあ。で、助けたらこれまたあアフィ小は、何とも言わないで伊江島に帰ってしまったのよ。帰ってしまって、一人では帰っていないんだけど、これの妻だ、妻が連れに来て、もう一言は言って帰るつもりだけど、もう妻が連れに来ているからといって一緒に帰って、それをまた辺土名のアバぐゎーは帰ったということを聞いて、「何でこんなにねえ、故郷には、妻もいないから必ず二人やってくれと言って頼まれているのに、何でこんなに帰ったかねえと言って、一言聞きたい。」と言って、行っているわけさあ。だけどあっちの様子がおかしいでしょう。だからあ、こんなに憧れていたことを無残にい、あんなにされているから、親にも叱られるし、もうまたこの夫にもねえ、「もう今から、私のことう思わないで。あんない遠い所とう縁が結ばらんくとぅーや。もう私のことは諦めてくれ。」と言って頼むでしょ。だからこれを怒ってえ、あの辺土名のアバぐゎーは伊江島でもう亡くなっているさ。だから、これがもうあとで言うでしょう。「人の罰はないと思ったら、こんなに罰も巡ってきたんだねえ。」と言って、あたてるうみしっちゃるんちぇえ、あたたくとぅ、本当にもう人間というのはね、こんなにもうしたら大変だねえというね、あれがわかったって。それえ時には詫びしよったさあねえ。もう亡くなる時に。こんなにんん、アバぐゎーがあんしぇえ、迷っていたさあねえ。だからこのうまたあ、マチ小と言って、従兄弟がもう、「このねえ、アバぐゎーもう故郷に連れていくから、御香一本でもたかしなさい。」と言ったら、親が絶対出来ないって。「何でよその人のねえ、自分の自由にこっちで来て死んでいるのに、これは御香たかすことはないから。」と言って、はねたわけ。そいたらこれはもう憧れているから、すぐうこれたちに罰を当たっているさあ。だから、その時に言うさあねえ、「人の罰はないと思ったら、こんなに罰も当たって、あうとぅるしむん。」ちあんしぇえ、すぐそのままあれするさあねえ。あれはもう芝居に好まれている。本当の事かわからんけど、半分は芝居にも好まれているんだけど。今も伊江島ではね、ちゃんとこのアバぐゎーの型造られて奉られているよ。この前伊江島行ったんだけど。きれいにもうされているさあ。伊江島は、このねえ、伊江島のアヒ小の所に、お家の所にねえ、ちゃんと奉られていた。アヒぐゎーのねえ何もかももう全滅してもう何にもないって。
| レコード番号 | 47O416096 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C323 |
| 決定題名 | 伊江島ハンドゥー小(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣豊 |
| 話者名かな | あらかきとよ |
| 生年月日 | 19171103 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 那覇市首里 |
| 記録日 | 19940224 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T23B18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 伊江島,アヒぐゎー,木綿花,台風,ハンドーぐゎー親子,妻,辺土名 |
| 梗概(こうがい) | 伊江島から、アヒぐゎーが木綿花買いにきてねえ。してえこっちで舟が台風にあたって、舟が崩れたら浜で倒れているのをこのう、ハンドーぐゎー親子で助けたらしいさあ。で、助けたらこれまたあアフィ小は、何とも言わないで伊江島に帰ってしまったのよ。帰ってしまって、一人では帰っていないんだけど、これの妻だ、妻が連れに来て、もう一言は言って帰るつもりだけど、もう妻が連れに来ているからといって一緒に帰って、それをまた辺土名のアバぐゎーは帰ったということを聞いて、「何でこんなにねえ、故郷には、妻もいないから必ず二人やってくれと言って頼まれているのに、何でこんなに帰ったかねえと言って、一言聞きたい。」と言って、行っているわけさあ。だけどあっちの様子がおかしいでしょう。だからあ、こんなに憧れていたことを無残にい、あんなにされているから、親にも叱られるし、もうまたこの夫にもねえ、「もう今から、私のことう思わないで。あんない遠い所とう縁が結ばらんくとぅーや。もう私のことは諦めてくれ。」と言って頼むでしょ。だからこれを怒ってえ、あの辺土名のアバぐゎーは伊江島でもう亡くなっているさ。だから、これがもうあとで言うでしょう。「人の罰はないと思ったら、こんなに罰も巡ってきたんだねえ。」と言って、あたてるうみしっちゃるんちぇえ、あたたくとぅ、本当にもう人間というのはね、こんなにもうしたら大変だねえというね、あれがわかったって。それえ時には詫びしよったさあねえ。もう亡くなる時に。こんなにんん、アバぐゎーがあんしぇえ、迷っていたさあねえ。だからこのうまたあ、マチ小と言って、従兄弟がもう、「このねえ、アバぐゎーもう故郷に連れていくから、御香一本でもたかしなさい。」と言ったら、親が絶対出来ないって。「何でよその人のねえ、自分の自由にこっちで来て死んでいるのに、これは御香たかすことはないから。」と言って、はねたわけ。そいたらこれはもう憧れているから、すぐうこれたちに罰を当たっているさあ。だから、その時に言うさあねえ、「人の罰はないと思ったら、こんなに罰も当たって、あうとぅるしむん。」ちあんしぇえ、すぐそのままあれするさあねえ。あれはもう芝居に好まれている。本当の事かわからんけど、半分は芝居にも好まれているんだけど。今も伊江島ではね、ちゃんとこのアバぐゎーの型造られて奉られているよ。この前伊江島行ったんだけど。きれいにもうされているさあ。伊江島は、このねえ、伊江島のアヒ小の所に、お家の所にねえ、ちゃんと奉られていた。アヒぐゎーのねえ何もかももう全滅してもう何にもないって。 |
| 全体の記録時間数 | 4:21 |
| 物語の時間数 | 3:35 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |