
砂辺と千原の間にマヤーガーという地名があるさ。ちょっとそこに墓地がたくさんあって、マチュ〈松〉とかが生えてよ、そこに猫マジムンが出ると言ったさ。砂辺に遊びに行って帰りに、すぐ前通ってね、非常に怖かったさ。猫のマジムンて、これはね、一つからすぐ十、二十、三十になったりよ、それに囲まれて命とられよったって。アゲヤーマジムンも豚小マジムンも、一つだけど、すぐ何十もなりよったって。で、後、その人がね、家まで行くでしょ。途中からマジムン消えるけど、そのときは僕等もやったけどね、カリーと言ってこの道の石三個を、それ拾ったっ
て。その間にマジムンは、そんなして悪戯すると、先回りして家の玄関〈昔は家の門といいよった〉で待ちよったって。で、そんなときは、最後までね、しゃべったら命とられるって。「わんねー誰んちえー知らに。わんねーしったーんち頑丈者やしが、こんなーして言ったらだめよ」だから、何かあったら、マジムンと思ってよ、ずっと石投げたりしたよ。戦前よく僕の家から座って見えよった山があるさ。こうして見えてよく火が、こう一つなったり、二つなったりして、またリンでないかな。タマガイといいよったさ。 遺念火もその一つのタマガイと一緒よ。八月八日、その遺念火見に行きよったけどな。あれもう出ないよ。
| レコード番号 | 47O235980 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C317 |
| 決定題名 | 猫マジムン(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 知花包喜 |
| 話者名かな | ちばなほうき |
| 生年月日 | 19221031 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町字野国 |
| 記録日 | 19930829 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T17A12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P93 |
| キーワード | マヤーガー,墓地,カリー,遺念火 |
| 梗概(こうがい) | 砂辺と千原の間にマヤーガーという地名があるさ。ちょっとそこに墓地がたくさんあって、マチュ〈松〉とかが生えてよ、そこに猫マジムンが出ると言ったさ。砂辺に遊びに行って帰りに、すぐ前通ってね、非常に怖かったさ。猫のマジムンて、これはね、一つからすぐ十、二十、三十になったりよ、それに囲まれて命とられよったって。アゲヤーマジムンも豚小マジムンも、一つだけど、すぐ何十もなりよったって。で、後、その人がね、家まで行くでしょ。途中からマジムン消えるけど、そのときは僕等もやったけどね、カリーと言ってこの道の石三個を、それ拾ったっ て。その間にマジムンは、そんなして悪戯すると、先回りして家の玄関〈昔は家の門といいよった〉で待ちよったって。で、そんなときは、最後までね、しゃべったら命とられるって。「わんねー誰んちえー知らに。わんねーしったーんち頑丈者やしが、こんなーして言ったらだめよ」だから、何かあったら、マジムンと思ってよ、ずっと石投げたりしたよ。戦前よく僕の家から座って見えよった山があるさ。こうして見えてよく火が、こう一つなったり、二つなったりして、またリンでないかな。タマガイといいよったさ。 遺念火もその一つのタマガイと一緒よ。八月八日、その遺念火見に行きよったけどな。あれもう出ないよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:53 |
| 物語の時間数 | 2:46 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |