
昔、母親と親不孝な息子がいた。ある日、母親が芋掘りに出掛けた。しばらくして大雨が降ってきた。息子が、お母さんはどうしたんだろうと、ふと木の下を見ると、猿の親子が抱き合っていた。息子は、動物にもこんなに情があるのだ、と思って母親を迎えに行った。母親は遠くの方に息子の姿を見て驚いた。そして、息子は私を殺しに来たのだと思い、川に飛び込んだ。息子の方もびっくりして、母親を助けようと川に入った。母親は流されてしまったが、息子は川の中の切り株につかまって助かった。その後、息子はその切り株で位牌を作り、母親を供養した。それからというもの、息子は心を入れ替えて真人間になったそうだ。
| レコード番号 | 47O235677 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C303 |
| 決定題名 | 位牌の始まり(共通語) |
| 話者がつけた題名 | |
| 話者名 | 伊波シゲ |
| 話者名かな | いはしげ |
| 生年月日 | 19120617 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 読谷村渡具知 |
| 記録日 | 19930828 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T05A15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P228 |
| キーワード | 母親,親不孝な息子,大雨,猿の親子,川,位牌 |
| 梗概(こうがい) | 昔、母親と親不孝な息子がいた。ある日、母親が芋掘りに出掛けた。しばらくして大雨が降ってきた。息子が、お母さんはどうしたんだろうと、ふと木の下を見ると、猿の親子が抱き合っていた。息子は、動物にもこんなに情があるのだ、と思って母親を迎えに行った。母親は遠くの方に息子の姿を見て驚いた。そして、息子は私を殺しに来たのだと思い、川に飛び込んだ。息子の方もびっくりして、母親を助けようと川に入った。母親は流されてしまったが、息子は川の中の切り株につかまって助かった。その後、息子はその切り株で位牌を作り、母親を供養した。それからというもの、息子は心を入れ替えて真人間になったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:29 |
| 物語の時間数 | 3:21 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |