屋良ムルチ(シマグチ)

やらむるち

概要

昔、比謝川の上流の川深くジャー(大蛇)が棲んでおり、村人達に害を与えていた。そのころの沖縄ではヒヤー(日照り)が続いて、村人達を困らせていた。何とかしてこの大蛇を退治しなければならないがどうしたらよいかと村人達が困っていると、ある人が、「生贄を出せばいい」と言う。それで村の頭(王様?)は生贄を募集することにした。そして村のあちこちに、「生贄になった者の家には褒美を出す」と立て札を立てた。すると、ある村の貧しい暮らしをしている娘が、親の目の病気を治す薬代さえないので、親孝行のために生贄になることを申し出た。生贄となる3月何日かの当日、娘は支度をして屋良ムルチへ行き、覚悟を決めて目をつぶり座って待っていた。すると、突然大風が吹き、ジャーが現れた。そのような状態が何分か続いて、急に風が止み、あたりが静かになった。娘が目を開けるとジャーの姿は消え、娘は命が助かった。その後、ジャーは出なくなり、孝行娘は王様からたくさんの褒美を貰い、村人達は平和に暮らした。ジャーを退治して村を救った娘はみんなから崇められるようになった。今でも日照りが続くと、屋良の人達は屋良ムルチで御願(ウガン)をあげ、雨乞いをする。

再生時間:8:00

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民話詳細DATA

レコード番号 47O235618
CD番号 47O23C300
決定題名 屋良ムルチ(シマグチ)
話者がつけた題名 -
話者名 宮城巳知子
話者名かな みやぎみちこ
生年月日 19260412
性別 女
出身地 嘉手納町字屋良
記録日 19930828
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 嘉手納T01B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく) -
伝承事情 -
文字化資料 -
キーワード 比謝川,ジャー,害,ヒヤー,退治,生贄,村の貧しい,娘,親の目の病気,屋良ムルチ,大風,孝行娘,王様,褒美,屋良ムルチ,雨乞い
梗概(こうがい) 昔、比謝川の上流の川深くジャー(大蛇)が棲んでおり、村人達に害を与えていた。そのころの沖縄ではヒヤー(日照り)が続いて、村人達を困らせていた。何とかしてこの大蛇を退治しなければならないがどうしたらよいかと村人達が困っていると、ある人が、「生贄を出せばいい」と言う。それで村の頭(王様?)は生贄を募集することにした。そして村のあちこちに、「生贄になった者の家には褒美を出す」と立て札を立てた。すると、ある村の貧しい暮らしをしている娘が、親の目の病気を治す薬代さえないので、親孝行のために生贄になることを申し出た。生贄となる3月何日かの当日、娘は支度をして屋良ムルチへ行き、覚悟を決めて目をつぶり座って待っていた。すると、突然大風が吹き、ジャーが現れた。そのような状態が何分か続いて、急に風が止み、あたりが静かになった。娘が目を開けるとジャーの姿は消え、娘は命が助かった。その後、ジャーは出なくなり、孝行娘は王様からたくさんの褒美を貰い、村人達は平和に暮らした。ジャーを退治して村を救った娘はみんなから崇められるようになった。今でも日照りが続くと、屋良の人達は屋良ムルチで御願(ウガン)をあげ、雨乞いをする。
全体の記録時間数 8:47
物語の時間数 8:00
言語識別 方言
音源の質 ○
テープ番号 -
予備項目1 -

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