
城辺の保良にある平安名崎にはきれいな女の人がいた。この人は機織りの名人でもあった。野グスク按司という人は遊び好きな人で、毎日平安名崎に通っていた。そして、とうとう一緒になった。野グスク按司は福里の人であった。この人が水浴びをしていた場所が、野グスクガーといって福里にある。野グスク按司はマムヤを平良に連れて行って、本妻と比べた。今を思えがマムヤがいいが、後のことを思えば子供もいる本妻の方がよいと言った。また、マムヤはよい匂いを出すために、香水の代わりにノフニー(みかん)を使っていた。そのために「マムヤの匂いはノフニーの匂い、本妻の匂いはウプユース(便所)の臭いがする」と言ったが、やはり本妻がよいというので、マムヤは平安名崎から身投げして死んでしまった。マムヤの死体はガイ(死んだ人を入れる箱)に入れても光っていたそうだ。マムヤの母親は、ビラフ(芋を入れたかご)とスガイ(竹を切って茶碗にしたもの)を持って、西から東へと泣きながらマムヤを探したそうだ。
| レコード番号 | 47O234067 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C213 |
| 決定題名 | 平安名のマムヤと野城按司(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 島尻タケ子 |
| 話者名かな | しまじりたけこ |
| 生年月日 | 19160317 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 城辺町友利 |
| 記録日 | 19970918 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T158A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 平安名崎,マムヤ,野城按司,身投げ |
| 梗概(こうがい) | 城辺の保良にある平安名崎にはきれいな女の人がいた。この人は機織りの名人でもあった。野グスク按司という人は遊び好きな人で、毎日平安名崎に通っていた。そして、とうとう一緒になった。野グスク按司は福里の人であった。この人が水浴びをしていた場所が、野グスクガーといって福里にある。野グスク按司はマムヤを平良に連れて行って、本妻と比べた。今を思えがマムヤがいいが、後のことを思えば子供もいる本妻の方がよいと言った。また、マムヤはよい匂いを出すために、香水の代わりにノフニー(みかん)を使っていた。そのために「マムヤの匂いはノフニーの匂い、本妻の匂いはウプユース(便所)の臭いがする」と言ったが、やはり本妻がよいというので、マムヤは平安名崎から身投げして死んでしまった。マムヤの死体はガイ(死んだ人を入れる箱)に入れても光っていたそうだ。マムヤの母親は、ビラフ(芋を入れたかご)とスガイ(竹を切って茶碗にしたもの)を持って、西から東へと泣きながらマムヤを探したそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 7:27 |
| 物語の時間数 | 7:25 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |