小真良波按司(共通語)

概要

小真良波按司という人は津堅島の生まれで、妹と二人島流しされて、平良の白川ダーという場所に流れ着いた。そしてそこに居を構えて妹と二人暮らしていた。妹はそれから石原村の思千代按司という人と結婚したが、思千代は西銘村の飛鳥爺という人物と海の幸を争っていて、いつも負けていた。そこで小真良波按司と妹は静かな暮らしを求めて狩俣に移り住んだ。その後、石原村は西銘村に征服され、思千代は平良の起目○(うきみぞり)という強い人物に、大きい牛(バックス)を5頭やって、飛鳥爺を殺してもらう。すると飛鳥爺の従兄の糸数大按司が仇取りといって思千代按司を殺す。そこで小真良波按司の妹は、兄に何とかしてくれとお願いすると、小真良波按司は妖術を使って茅を1本抜いて投げた。するとこの茅はすーっと飛んでいって糸数大按司の城に入って蝿になった。その時糸数大按司はトイレで耳掃除をしていて、そこに蝿が飛んできてこめかみを刺すので叩き殺そうとしたら、耳かきが耳に刺さってしまい、糸数大按司は死んでしまった。そして結局この人は妖術使いということで恐れられて、同じ妖術使いに殺されてしまう。また彼は狩俣に城壁を設け、門を作り、集落の人が増えすぎないように、この城壁の範囲内に住める人だけで村を作っていた。しかし一方では納税の便宜、外敵や病災殻の防御という役割もあったという。小真良波按司の屋敷跡は現在拝所になっており、島の主と呼ばれる司が管理している。

再生時間:21:58

民話詳細DATA

レコード番号 47O233653
CD番号 47O23C186
決定題名 小真良波按司(共通語)
話者がつけた題名
話者名 平良新亮
話者名かな たいらしんりょう
生年月日 19190424
性別
出身地 平良市字狩俣
記録日 19961119
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 平良T103B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 平良市北部の民話H8卒論P80
キーワード 小真良波按司,思千代,糸数大按司,飛鳥爺,うきみぞり
梗概(こうがい) 小真良波按司という人は津堅島の生まれで、妹と二人島流しされて、平良の白川ダーという場所に流れ着いた。そしてそこに居を構えて妹と二人暮らしていた。妹はそれから石原村の思千代按司という人と結婚したが、思千代は西銘村の飛鳥爺という人物と海の幸を争っていて、いつも負けていた。そこで小真良波按司と妹は静かな暮らしを求めて狩俣に移り住んだ。その後、石原村は西銘村に征服され、思千代は平良の起目○(うきみぞり)という強い人物に、大きい牛(バックス)を5頭やって、飛鳥爺を殺してもらう。すると飛鳥爺の従兄の糸数大按司が仇取りといって思千代按司を殺す。そこで小真良波按司の妹は、兄に何とかしてくれとお願いすると、小真良波按司は妖術を使って茅を1本抜いて投げた。するとこの茅はすーっと飛んでいって糸数大按司の城に入って蝿になった。その時糸数大按司はトイレで耳掃除をしていて、そこに蝿が飛んできてこめかみを刺すので叩き殺そうとしたら、耳かきが耳に刺さってしまい、糸数大按司は死んでしまった。そして結局この人は妖術使いということで恐れられて、同じ妖術使いに殺されてしまう。また彼は狩俣に城壁を設け、門を作り、集落の人が増えすぎないように、この城壁の範囲内に住める人だけで村を作っていた。しかし一方では納税の便宜、外敵や病災殻の防御という役割もあったという。小真良波按司の屋敷跡は現在拝所になっており、島の主と呼ばれる司が管理している。
全体の記録時間数 22:00
物語の時間数 21:58
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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