
荷川取の漁師がウチャン(投げ網)をやっていたらエイが取れた。そのエイのものが人間のものに似ていたので、夫婦の契りを交わした。この漁師は一旦やったものを食べるわけにはいかないと、エイを逃がしてやった。何年か経ってまたその海へ行くと、海の中から女の子が「父ちゃん、父ちゃん」と呼んだ。その子はあの時のエイとの間の子供だった。その子は「私はあなたの子供です。母も待っているので一緒に龍宮城へ行きましょう」と言い、漁師を亀の背に乗せて連れて行った。そこで贅沢な暮らしをしていたが、それに飽き帰りたくなった。それを女に言っているのを娘が聞いて、「バカスカミが欲しいと言うといいよ」と教えてやった。男は女に「バカスカミが欲しい」と言って、それをもらって帰った。一週間くらいしか経っていなだろうと思ったら、何年も経っていた。男には妻がいた。男は畑仕事に出掛けるが、家で食事もしないのにやせもしないし、お酒の匂いをさせて帰ってくることもある。妻は他に女ができたと思い、男の後をつけて行って見ると、バンミャーにカメが隠してあった。女が怒って大声を出すと、カメは鳥になって荷川取の真玉御嶽に逃げて行った。真玉御嶽に着くと、鳥からカメに戻り、何も出なくなった。その後、誰かが東川根のアツママ御嶽へ持って行った。それからそのカメの行方は分からなくなっている。
| レコード番号 | 47O233559 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C180 |
| 決定題名 | エイ女房(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 砂川長吉 |
| 話者名かな | すながわちょうきち |
| 生年月日 | 19220225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 平良市大浦 |
| 記録日 | 19960903 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T79A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 平良市北部の民話H8卒論P158 |
| キーワード | 漁師,エイ,子供,龍宮城,バカスカミ,真玉御嶽 |
| 梗概(こうがい) | 荷川取の漁師がウチャン(投げ網)をやっていたらエイが取れた。そのエイのものが人間のものに似ていたので、夫婦の契りを交わした。この漁師は一旦やったものを食べるわけにはいかないと、エイを逃がしてやった。何年か経ってまたその海へ行くと、海の中から女の子が「父ちゃん、父ちゃん」と呼んだ。その子はあの時のエイとの間の子供だった。その子は「私はあなたの子供です。母も待っているので一緒に龍宮城へ行きましょう」と言い、漁師を亀の背に乗せて連れて行った。そこで贅沢な暮らしをしていたが、それに飽き帰りたくなった。それを女に言っているのを娘が聞いて、「バカスカミが欲しいと言うといいよ」と教えてやった。男は女に「バカスカミが欲しい」と言って、それをもらって帰った。一週間くらいしか経っていなだろうと思ったら、何年も経っていた。男には妻がいた。男は畑仕事に出掛けるが、家で食事もしないのにやせもしないし、お酒の匂いをさせて帰ってくることもある。妻は他に女ができたと思い、男の後をつけて行って見ると、バンミャーにカメが隠してあった。女が怒って大声を出すと、カメは鳥になって荷川取の真玉御嶽に逃げて行った。真玉御嶽に着くと、鳥からカメに戻り、何も出なくなった。その後、誰かが東川根のアツママ御嶽へ持って行った。それからそのカメの行方は分からなくなっている。 |
| 全体の記録時間数 | 7:15 |
| 物語の時間数 | 7:12 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |