
沖縄本島で兄と妹が夫婦になり、子供ができた。それを知った父親は、怒って島流しにすることにした。母親は三人のことを心配して、豆や麦といった食物の種を持たせた。三人は子守り役の者も連れ、計四人でマーリャンという小さな船に乗り出発した。出発する際、勘当されたので後ろを振り向いてはいけないと言われたため、四人は振り向きはしなかった。そして流れ着いたのが部落南方のターンという浜だった。四人は疲れていたので、現在の部落入り口の鳥居の側で休んでいた。そこに水に濡れた1羽のカラスが飛んできた。兄が水を探していると、アダンの木の根元に水が湧き出ていた。飲んでみると美味しかったので、その近くに家を建て住むことにした。そこは現在ナーミムトゥ(ミズヌスムトゥ)という部落になっている。その後、その家を子守り役に譲り、家族はシダリムトゥ(ユーマヌスムトゥ)、現在の遠見台の下に移り住んだ。兄が見付けた井戸はツーガーと呼ばれ、生まれ水、別れ水として使われている。また、ナーミムトゥ、とシダリムトゥは繋がりがあるため、二つの部落は行事に使う水をツーガーから汲んできている。
| レコード番号 | 47O233133 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C147 |
| 決定題名 | 狩俣の始まり(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新里千代 |
| 話者名かな | しんざとちよ |
| 生年月日 | 19260919 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 平良市狩俣 |
| 記録日 | 19950828 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T18A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 平良市北部の民話H8卒論P31 |
| キーワード | 兄妹夫婦,島流し,穀物の種,井戸 |
| 梗概(こうがい) | 沖縄本島で兄と妹が夫婦になり、子供ができた。それを知った父親は、怒って島流しにすることにした。母親は三人のことを心配して、豆や麦といった食物の種を持たせた。三人は子守り役の者も連れ、計四人でマーリャンという小さな船に乗り出発した。出発する際、勘当されたので後ろを振り向いてはいけないと言われたため、四人は振り向きはしなかった。そして流れ着いたのが部落南方のターンという浜だった。四人は疲れていたので、現在の部落入り口の鳥居の側で休んでいた。そこに水に濡れた1羽のカラスが飛んできた。兄が水を探していると、アダンの木の根元に水が湧き出ていた。飲んでみると美味しかったので、その近くに家を建て住むことにした。そこは現在ナーミムトゥ(ミズヌスムトゥ)という部落になっている。その後、その家を子守り役に譲り、家族はシダリムトゥ(ユーマヌスムトゥ)、現在の遠見台の下に移り住んだ。兄が見付けた井戸はツーガーと呼ばれ、生まれ水、別れ水として使われている。また、ナーミムトゥ、とシダリムトゥは繋がりがあるため、二つの部落は行事に使う水をツーガーから汲んできている。 |
| 全体の記録時間数 | 5:24 |
| 物語の時間数 | 5:24 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |