
ビジュルというのはね、これは楚南のある家がねえ祭っておったわけ。そしたら、家が焼けてみたり、もうそこの人が死んだり、災難ばっかり起こるので、「こんなもの、こんなに崇めても見守っても下さらないから、放ってしまえ。」といってねえ。そいで、その人が、この仏さんをね、この山城の川に投げてあったらしいんだ。そしたら、山城に渡口(とぅぐち)っていうお家があるんだけども、この人の家は、わしの家から分家されて、まだ間がなかったんだがなあ。ほいで、その人がそこで水浴びをしておったら、その仏が浮いているもんだから、「これはただごとじゃない。」といって、拾い上げてこられて、この人は、「この人は神様だから、おまつりしたら何か御利益があるんだ。」といって、そいで持ってきてね、山城とこのビジュルにお祭りしたわけさあねえ。それで、今だに、むこうの掃除したりなんかするのは、その渡口(とぅぐち)の人がやるわけよねえ。まあ、拝むのは、山城の全体にも、やっぱりビジュルだから守り神として、山城の人が正月の七日には、七日正月には、みんなごちそうをお供えしてねえ、ほいでえ、山城の繁栄をお願いして、毎年々旧の正月の七日には字中の人が拝むわけね。ほしたらねえ、楚南はねえ、もうこうなってると知ったもんだから、後で後悔しているんだがなあ。そしてもうまともにきて拝むことはできないもんだから、隠れてねえ、そでえ、楚南毛(すなんもー)ぐゎーといってね、山城の裏から、こうまわってきて、そこで拝んだところが、楚南毛(すなんもー)ぐゎーっていってあるんです。
| レコード番号 | 47O412972 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C119 |
| 決定題名 | 山城のビジュル(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山城好増 |
| 話者名かな | やましろこうぞう |
| 生年月日 | 19081130 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市山城 |
| 記録日 | 19820803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T35A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわの民話伝説編P252 |
| キーワード | ビジュル,楚南,災難,仏,山城の川,楚南毛 |
| 梗概(こうがい) | ビジュルというのはね、これは楚南のある家がねえ祭っておったわけ。そしたら、家が焼けてみたり、もうそこの人が死んだり、災難ばっかり起こるので、「こんなもの、こんなに崇めても見守っても下さらないから、放ってしまえ。」といってねえ。そいで、その人が、この仏さんをね、この山城の川に投げてあったらしいんだ。そしたら、山城に渡口(とぅぐち)っていうお家があるんだけども、この人の家は、わしの家から分家されて、まだ間がなかったんだがなあ。ほいで、その人がそこで水浴びをしておったら、その仏が浮いているもんだから、「これはただごとじゃない。」といって、拾い上げてこられて、この人は、「この人は神様だから、おまつりしたら何か御利益があるんだ。」といって、そいで持ってきてね、山城とこのビジュルにお祭りしたわけさあねえ。それで、今だに、むこうの掃除したりなんかするのは、その渡口(とぅぐち)の人がやるわけよねえ。まあ、拝むのは、山城の全体にも、やっぱりビジュルだから守り神として、山城の人が正月の七日には、七日正月には、みんなごちそうをお供えしてねえ、ほいでえ、山城の繁栄をお願いして、毎年々旧の正月の七日には字中の人が拝むわけね。ほしたらねえ、楚南はねえ、もうこうなってると知ったもんだから、後で後悔しているんだがなあ。そしてもうまともにきて拝むことはできないもんだから、隠れてねえ、そでえ、楚南毛(すなんもー)ぐゎーといってね、山城の裏から、こうまわってきて、そこで拝んだところが、楚南毛(すなんもー)ぐゎーっていってあるんです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:20 |
| 物語の時間数 | 2:12 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |