
そこの当の孫たちが何代目になっているかわからないが。当の孫嫁が、子どもを抱いて家の入口にすわっていたら、その当の屋敷の上座の竹の下に、綺麗な女の人が、立派な身なりで立っていたんだって。それをそこの嫁さんが見たので、しゅうとめに、「ねえお母さん。私は、あそこの竹の下に綺麗な女の人が立っているのを見たよ。」というと、「はあ、これは・ヤナムンにちがいない。」と、お母さんは占いに、おはらいの仕方を習いに行ったわけさあ。占いのところへ行くと、「ああ、それはね、そこのめかけだよ、めかけが早くお爺さんと一緒にしてくれ、夫婦の契りを結ばせてくれとお願いしにきているんだよ。」
といわれたので、そこからすぐまた仲地のお爺さんの所へ行き、その女の人の霊をなぐさめたら、そこの家は栄えていったという。それは、こういうことなんでしょうねえ。本妻は長い間、なにも知らないでいたんだが、嫁さんが綺麗な女の人を見たことで、わかったわけだねえ。秘密に隠されていた女が死んで、幽霊となって現われてきたわけね。女の方から、どうしても一緒にして欲しいという気持ちが強くて、「お前がそんなに思っているなら、早く爺さんの家へ行き、そこの家の人に気づかせて、成仏しなさい。」と、池根(いちにー)というところから、いわれていたわけねえ。その女の人が祭られているところから、いわれていたので幽霊となって現われてきたんでしょうね。
| レコード番号 | 47O412950 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C118 |
| 決定題名 | 山城の当と幽霊(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山城カマ |
| 話者名かな | やましろかま |
| 生年月日 | 19070401 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 石川市山城 |
| 記録日 | 19820803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T34A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | 不明 |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわの民話昔話編P259 |
| キーワード | 綺麗な女,竹の下 |
| 梗概(こうがい) | そこの当の孫たちが何代目になっているかわからないが。当の孫嫁が、子どもを抱いて家の入口にすわっていたら、その当の屋敷の上座の竹の下に、綺麗な女の人が、立派な身なりで立っていたんだって。それをそこの嫁さんが見たので、しゅうとめに、「ねえお母さん。私は、あそこの竹の下に綺麗な女の人が立っているのを見たよ。」というと、「はあ、これは・ヤナムンにちがいない。」と、お母さんは占いに、おはらいの仕方を習いに行ったわけさあ。占いのところへ行くと、「ああ、それはね、そこのめかけだよ、めかけが早くお爺さんと一緒にしてくれ、夫婦の契りを結ばせてくれとお願いしにきているんだよ。」 といわれたので、そこからすぐまた仲地のお爺さんの所へ行き、その女の人の霊をなぐさめたら、そこの家は栄えていったという。それは、こういうことなんでしょうねえ。本妻は長い間、なにも知らないでいたんだが、嫁さんが綺麗な女の人を見たことで、わかったわけだねえ。秘密に隠されていた女が死んで、幽霊となって現われてきたわけね。女の方から、どうしても一緒にして欲しいという気持ちが強くて、「お前がそんなに思っているなら、早く爺さんの家へ行き、そこの家の人に気づかせて、成仏しなさい。」と、池根(いちにー)というところから、いわれていたわけねえ。その女の人が祭られているところから、いわれていたので幽霊となって現われてきたんでしょうね。 |
| 全体の記録時間数 | 2:16 |
| 物語の時間数 | 2:11 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |